現在公開中の『崖の上のポニョ』をはじめ、『風の谷のナウシカ』『となりのトトロ』など、日本を代表する数多くの人気アニメを手がけたスタジオジブリ作品の「レイアウト」の魅力を伝える展覧会『高畑・宮崎アニメの秘密がわかる。 スタジオジブリ・レイアウト展』が、7月26(土)から9月28日(日)まで東京都現代美術館にて開催される。
「レイアウト」とは1枚の紙に背景とキャラクターの位置関係、動きの支持、カメラワークの有無やそのスピードなど、そのカットで表現される全てが描かれている映画の設計図ともいえるもののこと。
アニメーション制作の中で重要な役割を果たしており、この工程が本格的に導入されたのは高畑勲・宮崎駿監督が1974年に手がけた『アルプスの少女ハイジ』(ズイヨー制作)といわれており、両氏の作品の魅力を明かすうえで重要な秘密ともいわれている。
同展では『風の谷のナウシカ』から『崖の上のポニョ』まで、宮崎監督直筆のレイアウトを中心に、両監督がジブリ以前に手掛けた作品も加えたレイアウトを一挙に約1300点、日本で初めて公開。また、『未来少年コナン』や『名探偵ホームズ』など、ジブリ作品以前の高畑・宮崎アニメの貴重なレイアウトも展示される。
なお、混雑を防ぐためにチケットを日時指定の予約制をとり、ローソンのみで販売している。東京都現代美術館では販売されないので事前の購入が必要となる。
『高畑・宮崎アニメの秘密がわかる。 スタジオジブリ・レイアウト展
―その誕生から「崖の上のポニョ」まで―』
2008年7月26日(土)~9月28日(日)10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
会場:東京都現代美術館 企画展示室1F・B2(東京・清澄白川)
休館日:月曜(ただし8月11日(月)、9月15日(月)・22日(月)は開館)
料金:大人・大学生1,200円 中高生900円 小学生600円
※小学生未満無料
※チケットは日時指定完全予約制 (ローソンチケット0570-000-777)
入場時間区分は10:00 / 12:00 / 14:00 / 16:00
主催:財団法人 東京都歴史文化財団 東京都現代美術館、日本テレビ放送網株式会社
企画制作協力:スタジオジブリ、三鷹の森ジブリ美術館
後援:読売新聞東京本社
協力:TOKYO FM、ウォルト ディズニー スタジオ ホーム エンターテイメント
(画像:「もののけ姫」© 1997 二馬力・GND)