1984年から91年にニューヨークのアンダーグラウンド映画界に巻き起こったムーブメント「シネマ・オブ・トランスグレッション(破戒映画)」に迫る映画『NO NEW YORK 1984-91』の上映イベントが、4月27日から渋谷UPLINK FACTORYにて開催される。
「シネマ・オブ・トランスグレッション」とは、悪趣味とも受け取ることのできる映像を用いることで、社会への不満やハリウッドの商業主義に対する嫌悪がストレートに表現されたパンク・ムーブメント。
上映される『NO NEW YORK 1984-91』は、暴力・ドラッグ・性的倒錯・ブラックユーモアがスクリーンいっぱいに溢れ返るこのムーブメントの輪郭と内実を、フランスの若き女性監督アンジェリーク・ボジオが、当事者たちへのインタビューを通して明らかにしていくドキュメンタリー映画だ。
上映終了後にはトークイベントも開催。ゲストには地引雄一(『ストリート・キングダム』著者)、ECD、中原昌也、ジム・オルーク、映画作家・鈴木章浩、今野裕一(『夜想 yaso』主宰)、浅井隆(UPLINK主宰)が登場する。
『NO NEW YORK 1984-91』上映イベント
2009年4月27日(月)~5月1日(金)OPEN 19:00 / START 19:30
会場:渋谷UPLINK FACTORY
上映作品:『NO NEW YORK 1984-91』
監督・撮影・編集:アンジェリーク・ボジオ
出演:
リチャード・カーン
ニック・ゼッド
ジョー・コールマン
リチャード・ヘル
リディア・ランチ
サーストン・ムーア(Sonic Youth)
ブルース・ラ・ブルース
他
料金:1,800円(ドリンク付き)
トークイベント(上映終了後)
2009年4月27日(月)
対談:
地引雄一(「ストリート・キングダム」著者)
ECD(ラッパー)
2009年4月28日(火)
対談:
中原昌也(ミュージシャン)
ジム・オルーク(ミュージシャン)
2009年4月30日(木)
解説:
鈴木章浩(映画作家)
2009年5月1日(金)
対談:
今野裕一(『夜想 yaso』主宰)
浅井隆(UPLINK主宰)