作家・太宰治の代表作『人間失格』が、劇場版アニメとして12月に公開されることが明らかになった。
同映画は、文豪の名作と漫画家によるコラボレーションアニメを放送する日本テレビ系列番組『青い文学』シリーズで放送されている『人間失格』のディレクターズカット版。同番組の好評を受け、太宰治生誕100周年を期に映画化が決定したという。キャラクター原案を漫画『DEATH NOTE』などで知られる小畑健を手がけるほか、メインキャラクターの声を俳優・堺雅人、アニメーション制作を劇場版アニメ『サマーウォーズ』などで知られるマッドハウスが担当している。
『青い文学』の放送作品は、集英社のキャンペーン『ナツイチ』で展開された、漫画家と文庫カバーのコラボレーションがきっかけとなったもの。今後も漫画『BLEACH』の久保帯人、『新テニスの王子様』の許斐剛などがキャラクター原案を手がけた名作小説が放映予定となっている。
映画アニメ『人間失格』はシネ・リーブル池袋で12月12日から、テアトル梅田で12月19日から公開。
『人間失格 ディレクターズカット版』
2009年12月12日シネ・リーブル池袋、12月19日テアトル梅田にて公開
原作:太宰治『人間失格』
キャラクター原案:小畑健
監督:浅香守生
脚本:鈴木智
キャスト:
堺雅人(大庭葉蔵役)
高木渉(堀木役)
朴ロ美(恒子役)
久川綾(志津子役)
能登麻美子(美子役)
田中敦子(マダム役)
アニメーション制作:マッドハウス