過激な若手アートグループ「Chim↑Pom」の初作品集、5年間におよぶ活動の全軌跡

若手アーティストグループChim↑Pomの初作品集『Chim↑Pom チンポム作品集』が、河出書房新社より3月20日に発売された。

2005年8月に結成され、渋谷センター街のネズミを有名キャラに模した「スーパーラット」で衝撃のデビューを飾った6人組アーティスト集団、Chim↑Pom。その後もカンボジアの地雷撤去とセレブリティの問題に切り込んだプロジェクト“サンキューセレブプロジェクト アイムボカン”や、東京中のカラスをおびき寄せる作品“BLACK OF DEATH”、広島市上空に「ピカッ」という文字を飛行機雲で描いた“ヒロシマの空をピカッとさせる”、飽食と飢餓、享楽と悟りのテーマを扱った“くるくるパーティー”など、様々な話題を振りまいてきた。

同書は、今後の活動が最も期待される彼らのこれまでの活動を網羅した作品集。「金」「性」「死」というポップ・アートの王道テーマから逸れることなく、現代社会とアートという2つの場で格闘してきた彼らの一貫した姿勢が明確となった作品をぜひ堪能してほしい。

また、現在開催中の水戸芸術館『リフレクション』展や、森美術館で開催中の『六本木クロッシング2010』展でもChim↑Pomの作品を見つけることができるだろう。

『Chim↑Pom チンポム作品集』

2010年3月20日発売
著者:Chim↑Pom
価格:2,940円(税込)
発行:河出書房新社

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