ウェブアニメの草分けが到達した個人的映像欲求の限界点『海からの使者』

ウェブアニメーションの草分け的存在として知られる「のすふぇらとぅ」の6年ぶりとなる新作『海からの使者』が、8月21日から東京・下北沢のトリウッドで上映される。

本作の監督である「のすふぇらとぅ」は、脚本はもちろん、演出、作画、編集の5役を務めるハイパーアマチュアアニメーション作家。ウェブ上で動画をスムーズに見る手段がほとんどなかった2000年に、パラパラマンガサイト「活動漫画館」を運営すると同時に、様々なGIFアニメーション作品を発表。今もなお作品を作り続けている知る人ぞ知るアーティストだ。

6年の歳月を経た新作となる本作は、これまでも「のすふぇらとぅ」が一貫して描き続けてきた主人公「のんちゃん」による物語。暴力が生む究極の理不尽と、そこに向き合う姿が力強く描かれた、プライベートアニメーションの限界点ともいえる作品に仕上がっている。

プロデューサーは「たけくまメモ」の竹熊健太郎。プロアニメ作家からも評価されるほどのクオリティには、村上隆も賞賛のコメントを寄せている。

『海からの使者』

2010年8月21日(土)より下北沢トリウッドにてロードショー
監督・脚本・演出・作画・編集:のすふぇらとぅ
制作:活動漫画館
音楽:佐宗綾子(スーパースィープ)
SE:細江慎治(スーパースィープ)
編集協力:うもとゆーじ(ウサギ王)
プロデューサー:竹熊健太郎
配給:たけくま事務所

関連イベント

トークショー

2010年8月21日(土)18:00の回上映終了後

出演:
氷川竜介(アニメ評論家)
竹熊健太郎
ルンパロ

料金:1,000円(映画鑑賞料込)

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