カズオ・イシグロの小説『わたしを離さないで』が映画化、来春から公開決定

作家カズオ・イシグロの小説『わたしを離さないで』(原題『Never Let Me Go』)が映画化決定。2011年春からTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマにて公開される。

2005年に発表された『わたしを離さないで』は、同年のイギリスの権威ある文学賞『ブッカー賞』の最終候補にも残った作品。外界との交流が閉ざされた寄宿学校「ヘールシャム」で育った若者、キャシー、ルース、トミーの3人に隠された秘密と、彼らを待ち受ける残酷な運命が描かれている。

キャストは、キャシー役を『17歳の肖像』でアカデミー主演女優賞候補となった新星キャリー・マリガン、ルース役を『つぐない』のキーラ・ナイトレイ、トミー役をハリウッドの次代をアンドリュー・ガーフィールドが務める。

限られた人生の一瞬を誰よりもひたむきに生きようとする若者たちの姿は、自分達が生きる意味や与えられた役割などを見つめ直すきっかけになるだろう。

『わたしを離さないで』

2011年春、TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマにてロードショー
監督:マーク・ロマネク
原作:カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』早川書房刊
キャスト:
キャリー・マリガン
アンドリュー・ガーフィールド
キーラ・ナイトレイ
シャーロット・ランブリング
配給:20世紀フォックス映画

(画像:©2010 Twentieth Century Fox)

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