音楽家の渋谷慶一郎が制作の過程を一般公開する新作インスタレーション『MASSIVE LIFE FLOW 渋谷慶一郎「音楽の公開制作」』を、4月17日から26日まで東京・恵比寿の「ギャラリーここ」で発表する。
会場となる空間は、建築家の重松象平によって再構築され、仮想にも現実にも存在しないアトリエと化すとのこと。グランドピアノ、コンピュータ、スピーカー、キーボードなどを持ち込み、渋谷は10日間にわたって、作曲、演奏からリハーサル、ミーティングなど「普段通り」の音楽制作、生活を行うという。
会期中は、実際にギャラリーを訪れ渋谷の制作を間近で鑑賞することができるほか、複数の定点カメラを使ったUstream生中継も実施。鑑賞と監視の境界、いわば現在の創造行為の縮図とも言える環境のなか、気鋭のミュージシャンが音楽を立ち上げる時間を共有できる、貴重な機会となるだろう。
『MASSIVE LIFE FLOW 渋谷慶一郎「音楽の公開制作」』
2011年4月17日(日)~4月26日(火)
会場:東京都 恵比寿 ギャラリー ここ
時間:13:00~18:00