原爆を経験した医師が内部被曝語る記録映画『核の傷』、日本語ナレーションは染谷将太

原爆を経験した医師が内部被曝の実態を語るドキュメンタリー映画『核の傷:肥田舜太郎医師と内部被曝』が、4月7日から東京・渋谷のアップリンクほか全国で順次公開される。

2006年にフランスのマーク・プティジャン監督によって撮影された同作では、広島に投下された原子爆弾によって被曝し、その後被爆者たちの治療にあたってきた医師・肥田舜太郎に注目。低線量被曝の影響や内部被曝の実態を肥田医師の発言を踏まえて描きながら、日米政府が結託して情報を意図的に隠してきた可能性を指摘する。なお、同作の日本語版ナレーションは、主演映画『ヒミズ』や『生きてるものはいないのか』で注目を集める染谷将太が担当している。

また、今年95歳を迎えながら全国で講演会などを行ない、福島原発事故以降の日本で生き抜く術を語る肥田医師の姿を捉えた作品『311以降を生きる:肥田舜太郎医師講演より』も同時上映される。


『核の傷:肥田舜太郎医師と内部被曝』

2012年4月7日より渋谷アップリンクほか全国で順次公開
監督:マーク・プティジャン
出演:肥田舜太郎
日本語ナレーション:染谷将太
配給:アップリンク

(画像上から4枚目まで:『核の傷:肥田舜太郎医師と内部被曝』より、画像5枚目:染谷将太)

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