ギターロックバンド「ピロカルピン」のメジャー1stアルバム『蜃気楼』が5月16日にリリースされる。
ピロカルピンは、松木智恵子(Vo,Gt)、岡田慎二郎(Gt)、スズキヒサシ(Ba)、荒内塁(Dr)の4人組。2009年からリリースされた6枚の限定シングルがすべて完売したほか、これまでに3枚のアルバムをリリース。スピッツの草野マサムネや漫画家の日本橋ヨヲコ、みずしな孝之らがアルバムリリース時にコメントを寄せるなど、クリエイターやアーティストにもリスナーを多く持つ。
『蜃気楼』は、レコーディングエンジニアにスピッツやBUMP OF CHICKENなどを手掛ける牧野英司、マスタリングエンジニアにサカナクションや9mm Parabellum Bulletなどで知られる小島康太郎を迎え、鮮やかさと広がりを増した全7曲が収められる。
メンバーの松木は同作について「砂漠の中で見つける理想郷。それが、私にとっての蜃気楼のイメージです。それは、止まってしまいそうな歩みを前に進めてくれる、希望の象徴です」とコメント。岡田は「蜃気楼は光の屈折による現象です。でもそれはニセモノではなくて実体がなければ起こらないのです。ピロカルピンの『蜃気楼』の音が屈折を起こし、みなさんの心に蜃気楼を呼び覚ますことを願っています」とアルバムに込めた思いを語っている。
なお、アルバムのリリースツアーの開催も決定しており、詳細は後日発表される。