豪華邸宅でオールロケ、隣人との揉め事に悩むデザイナー描く『ル・コルビュジエの家』

シュールな笑いとアートの要素に満ち溢れたアルゼンチン映画『ル・コルビュジエの家』が、9月15日から東京・新宿K's Cinemaで3週間ロードショー、10月6日から東京・シネマート六本木で公開される。

同作は、デザイナーとして成功したレオナルド一家が住む家に向けて、その隣人であるビクトルが勝手に窓を作ろうとしたことから起きた揉め事を描いた作品。レオナルドは、ビクトルの勝手な行動で次第に不安にかられると同時に、それにより露わになる家族の不和にさいなまれていく。

作品内でレオナルド一家が住む「クルチェット邸」は、建築家ル・コルビュジエが設計したアメリカ大陸で設計した唯一の私邸。内部のデザインも見どころとなっているほか、邸宅の中にはアルゼンチンの現代アートも配置されるなど、デザインの観点からも楽しむことができる。

監督は、ニューヨークのMoMAやパリのポンピドゥセンターなどからも注目され、同作ではワンシーン・ワンカットに挑んだガストン・ドゥプラットとマリアノ・コーン。人に見られることによって、隠された問題が浮かび上がるという普遍的なテーマが込められたブラックコメディだ。

『ル・コルビュジエの家』

2012年9月15日(土)より新宿K's Cinemaにて限定3週間ロードショー、10月6日(土)よりシネマート六本木にてロードショー
監督・撮影:
ガストン・ドゥプラット
マリアノ・コーン
脚本:アンドレス・ドゥプラット
音楽:セルヒオ・パンガロ
出演:
ラファエル・スプレゲルブルド
ダニエル・アラオス
配給:Action Inc.

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