西島大介『すべてがちょっとずつ優しい世界』展、単行本とは異なる世界を展開

西島大介の展覧会『すべてがちょっとずつ優しい世界』展が、4月6日から東京・森下のAI KOKO GALLERYで開催される。

漫画家、装丁画家、グラフィックアーティスト、アートディレクターだけでなく、DJまほうつかいとしての音楽活動など、多彩な肩書きを持つ西島大介。同展では、デジタルを使わずに全ての作品を手で描くという西島のこだわりや、オリジナルである芸術と複製される芸術とは何かを再考察することで、新しい創造の可能性を提示するという。

展示タイトルになっている『すべてがちょっとずつ優しい世界』とは、西島が東日本大震災以降に東京から広島に移住した後に、福島や東京への想いを綴った単行本のこと。西島自身が「ずっと描き続けたい世界ができた」と語る同作では、「やみ」や「ひかり」などのモチーフと共に震災後置かれている現在そして未来が静かに描かれている。なお、展覧会では単行本とは異なる同作の世界が展開されるとのこと。

会期中はDJまほうつかいとして西島がAI KOKO GALLERYに常駐。毎週土曜日には、蓮沼執太、大谷能生、白水桜太郎&龍宮さかな、suzukiiiiiiiiii&youpy、さやわか、植本一子、detune.、タカノ綾など多彩なゲストを招いたイベント『DJまほうつかいと誰かさん』を開催予定。同展の内容にも触れたラジオ放送『DJまほうつかいのウインドアンドウィンドウズvol.29』がSoundCloudで公開されているので、こちらもあわせてチェックしてみよう。

西島大介
『すべてがちょっとずつ優しい世界』展

2013年4月6日(土)~6月8日(土)
会場:東京都 森下 AI KOKO GALLERY
時間:木曜(18:00~20:00)、土日(15:00~19:00)
休館日:月~水曜、金曜、祝日
料金:650円(100個限定でおみやげ付き)
※土曜日イベントは料金1,000円、完全予約制

(画像:西島大介『すべてがちょっとずつ優しい世界』より)

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