能年玲奈主演の実写映画『ホットロード』の追加キャストが発表された。
今回発表されたのは、暴走族の少年・春山洋志役を演じる登坂広臣(EXILE TRIBE、三代目J Soul Brothers)。能年演じる宮市和希が憧れを抱き、不良の世界に足を踏み入れていくきっかけとなる重要な役どころだ。
今回の発表について原作者の紡木たくは、当初は同作を映像化するつもりがなかったと明かしたうえで、「今回、どこにもいないであろうと思っていた和希と春山がみえるように思いました。能年さんに初めてお会いしたとき、彼女はセリフの書かれた紙をぼろぼろになるまで読んできてくださいました。彼女の演技を見て、私が言いましたのはこのことだけです。『和希に見えます』。登坂さんも時間をかけて考えてくださり、強い意志と努力をもって作品の中に入ってきてくださいました。このお二人でなければ映像化はありませんでした」とコメントしている。
同作が映画初出演となる登坂は、「映画に抜擢していただけた事はもちろん、春山という原作者の紡木たく先生、読者の皆さんの思い入れの強い存在に自分を抜擢していただけた事に深く感謝しています」「自分が音楽やエンターテイメントと向き合う気持ちと同様、この映画にも自分の出来る事を全力で気持ちを注いで精一杯頑張らせていただきたいと思います」と意気込みを語っている。
『ホットロード』は、1986年から1987年にかけて『別冊マーガレット』に連載された少女漫画。悩みや不安を抱えた少女・宮市和希が、暴走族の少年・春山洋志と出会ったことをきっかけに不良の世界に居場所を見つけていく姿を描いた作品だ。映画版では映画『ソラニン』『陽だまりの彼女』『僕等がいた』などで知られる三木孝浩がメガホンをとり、脚本は『僕等がいた』で三木監督とタッグを組んだ吉田智子が手掛ける。
作品情報
『ホットロード』
2014年夏公開
監督:三木孝浩
原作:紡木たく『ホットロード』(集英社)
脚本:吉田智子
出演:
能年玲奈
登坂広臣
ほか
配給:松竹