アダルト雑誌のデザインにフォーカスした書籍『エロの「デザインの現場」』が、2月25日に刊行された。
「エロ本」とも称され、世間から不遇な扱いを受けることの多いアダルト雑誌。同書では、1980年代からアダルト雑誌のデザインを革新してきた9人のデザイナーと、そのデザインを実現させてきた編集者にスポットを当てている。「遊べる自由度」を持っていた当時のアダルト雑誌や、それを手掛けてきたデザイナーたちの仕事ぶりにフォーカスしながら、時代の息吹を浮き彫りにしていく。また、『URECCO』『デラぺっぴん』『GOKUH』『Suppin』『Chuッスペシャル』『ビデオ・ザ・ワールド』『夜遊び隊』といった雑誌の表紙がカラーで掲載されている点も見どころのひとつとなる。
著者は『Beppin』『すッぴん』『デラぺっぴん』『Chuッ』などのデザインに携わり、現在もフリーデザイナーとして活動する有野陽一。
(画像:『エロの「デザインの現場」』表紙)