映画『最初にカケスがやってくる』の上映会が、6月7日に北海道・ゆめホール知床公民館ホールで開催される。
『第7回恵比寿映像祭 惑星で会いましょう』でも上映された同作は、ホンマタカシが北海道・知床半島の斜里町で行われているエゾシカ猟を6年前から取材して完成させたドキュメンタリー映画。増え続ける野生のシカと高齢化する猟師の現状に迫る内容で、猟の様子やシカの解体、流通の現場から人がシカ肉を食べるところまでを捉えているという。ナレーションやテロップはいれず、映像と音楽のみで構成されている。
また、ホンマはこれまでも野生のマウンテンライオンの生態を追ったマイク・ミルズとの共同プロジェクト『Together: Wildlife Corridors in Los Angeles』など野生動物との共存をテーマにした作品を発表しており、『最初にカケスがやってくる』は、2011年に東京・初台の東京オペラシティアートギャラリーなどで開催された個展『ニュー・ドキュメンタリー』で発表された『trails』シリーズの続編となっている。
なお今回の上映会では、上映後にホンマによるアフタートーク、猟友会斜里支部斜里分会の猟師と対談を開催。会場では、シカ角を材料にしたアクセサリーなど工芸品の展示や、エゾシカ猟に関する情報、写真パネルの紹介も行われる。
イベント情報
ホンマタカシ 知床エゾシカ猟ドキュメンタリー
『「最初にカケスがやってくる」斜里上映会+トーク』
2015年6月7日(日)OPEN 13:00 / START 13:30
会場:北海道 ゆめホール知床公民館ホール
定員:200名
料金:無料(要事前申込み)