古川日出男の小説『女たち三百人の裏切りの書』を巡るトークイベントが、6月2日に東京・神楽坂のla kagu、6月7日に東京・神保町の東京堂ホールで開催される。
4月に刊行された『女たち三百人の裏切りの書』は、紫式部の怨霊が『源氏物語』の終盤である「宇治十帖」の「本もの」を語ると共に、瀬戸内の海賊や奥州の武士、孤島の異族たちが集結するという物語を通じて、『源氏物語』を掘り下げた古川日出男版の『源氏物語』とも言える作品だ。
6月2日のイベントでは、アンソロジー『源氏物語九つの変奏』で「夕顔」の現代語訳を手掛けた江國香織をゲストに迎えたトークを展開。6月7日のイベントでは、古川と批評家の佐々木敦が約3時間にわたるロングトークを繰り広げる。参加予約は現在受付中。
イベント情報
トークイベント
『「源氏」を読む、「源氏」を書く』
2015年6月2日(火)19:00~20:30
会場:東京都 神楽坂 la kagu 2F soko
出演:
古川日出男
江國香織
料金:2,000円(要事前予約)
イベント情報
トークイベント
『「三百人」をめぐる三時間』
2015年6月7日(日)14:00~17:00
会場:東京都 神保町 東京堂ホール
出演:
古川日出男
佐々木敦
定員:80名
料金:1,000円(要事前予約)