死後に「発見」されたNYの女性写真家、謎の生涯を紐解く記録映画

ドキュメンタリー映画『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』が、10月10日から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で公開される。

ヴィヴィアン・マイヤーは、ニューヨークを写した15万点以上の作品を遺しながら素性を明かさず、生前に1点も公表することがなかったという元乳母の写真家。2007年にシカゴに住む青年がオークションで彼女の写真のネガを大量に入手し、ブログに掲載したことで世界的に話題を集め、ニューヨーク、パリ、ロンドンで展覧会が開催された。

『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』は、オークションでネガを落札した張本人であるジョン・マルーフと、マイケル・ムーア監督『ボウリング・フォー・コロンバイン』でフィールドプロデューサーを務めたドキュメンタリー脚本家兼プロデューサーのチャーリー・シスケルがメガホンを取った作品。マルーフは、15万点のネガに加え、3千点以上のプリント、数百ロールの映像、インタビューを録音した音声を含むマイヤーの作品の約90パーセントをコレクションしているという。映画では、関係者へのインタビューや系図学者のリサーチを通して、彼女のミステリアスな生涯を紐解いていく。

作品情報

『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』

2015年10月10日(土)からシアター・イメージフォーラムほか全国で公開
監督:ジョン・マルーフ、チャーリー・シスケル
出演:
ヴィヴィアン・マイヤー
ジョン・マルーフ
ティム・ロス
ジョエル・メイロヴィッツ
マリー・E・マーク
配給:アルバトロス・フィルム

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