東谷隆司の著書『NAKED』が、10月末に刊行される。
東谷隆司は、東京・世田谷美術館に5年間勤務した後、東京オペラシティアアートギャラリーや『横浜トリエンナーレ』事務局、森美術館などを経て、フリーに転身したインディペンデントキュレーター。1999年に世田谷美術館で開催された『時代の体温 ART/DOMESTIC』展や、2005年の『GUNDAM―来たるべき未来のために』展などの展覧会を企画したほか、『釜山ビエンナーレ2010』ではアーティスティックディレクターを務めるなど国内外で活動を行ったが、2012年10月16日に44歳で逝去した。
『NAKED』では、東谷が遺した様々なテーマやアーティストにまつわる論考を4章にわけて掲載する。収録テキストは、『ART/DOMESTIC of the Time』『奈良美智 Play with Death』『既にそこにある宇和島の大竹伸朗』『Chim↑Pom「広島!」展を見て思ったこと』『現代アートの巨匠 より イヴ・クライン/クリス・バーデン/アルヌルフ・ライナー』『「アーティスト」/アーティストになるには』『概論・変態とは何か』など。