松武秀樹の著書『松武秀樹とシンセサイザー MOOG III-Cとともに歩んだ音楽人生』が11月20日に刊行される。
1951年生まれの松武は20歳から冨田勲のアシスタントを務め、その後はモーグシンセサイザーのプログラマーとして数々の音源に参加。1978年から1982年までYMO作品に携わり、「YMO第4のメンバー」と称された。1981年からは自身のユニット・LOGIC SYSTEMで活動している。
松武が書き下ろした『松武秀樹とシンセサイザー』には、冨田勲、砂原良徳らとの対談をはじめ、ヤマハやROLAND、KORGのシンセサイザー設計者に松武が会いに行く記事、松武のディスコグラフィーから足跡を振り返る記事、さらに松武が愛飲する日本酒「菊姫」を製造する菊姫合資会社代表・柳達司と共に酒作りと音作りについて語る対談などが掲載。YMOや大滝詠一、テクノブーム、PSE問題などについても触れられている。
なお今回発売されるのは3千部限定の愛蔵版となり、現在は絶版となっている1981年の松武の著書『たった1人のフルバンド』の復刻版が特典として付属する。