松井えり菜の個展『マンガ脳夜曲(マンガノウセレナーデ)~絵画の続き~』が、11月14日から東京・白金高輪の山本現代で開催される。
松井えり菜は1984年に岡山で生まれた画家。独特のスタイルで自らの「変顔」を描いた作品などで知られ、国内外で個展の開催やグループ展への参加を行っている。また全国各地で行われた『高橋コレクション展』でも作品が紹介されている。
国内では約3年ぶりの個展となる同展では、『ベルサイユのばら』『キャンディ・キャンディ』など西洋への憧れを喚起させる少女漫画に傾倒してきたという松井が、少女漫画は西洋絵画の影響を多大に受けていると思いたったことをきっかけに、「自画像」から離れて制作した作品を紹介する。
展示作品は、エル・グレコの『受胎告知』やエドゥアール・マネの『草上の昼食』といった古典絵画をモチーフに、漫画のようなコマ割りや指で描く手法を取り入れて制作した作品に加え、古典絵画への回帰を経て再び描かれた最新の自画像など新作が中心。また、正方形のキャンバスに描かれた『ミセス・タートル・マウンテンの憂鬱』を含む近作も展示される。
イベント情報
松井えり菜
『マンガ脳夜曲(マンガノウセレナーデ)~絵画の続き~』
2015年11月14日(土)~12月12日(土)
会場:東京都 白金高輪 山本現代
時間:11:00~19:00
休廊日:日、月曜、祝日
料金:無料
レセプション
2015年11月14日(土)18:00~20:00
会場:東京都 白金高輪 山本現代