中山美穂主演、深夜の屋台に集う男女の会話劇『魔術』

舞台『魔術』が、3月27日から東京・下北沢の本多劇場、4月15日から兵庫・兵庫県立芸術文化センターの阪急中ホールで上演される。

同作は、深夜の屋台に集った3人の男と1人の女が繰り広げる会話劇。作品を通して現代社会が直面している不安や世界の不確実性、他者との距離感の欠如を描くという。

出演者は、本格的な舞台出演は同作が初となる中山美穂をはじめ、登場人物の話が噛みあわないことに気付く男役の萩原聖人、青年役を演じる橋本淳、「オッサン」と呼ばれる飄々とした男役の勝村政信が名を連ねている。

作・演出は南河内万歳一座座長の内藤裕敬が担当。東京公演のチケット一般発売は1月16日10:00から、兵庫公演のチケット一般発売は1月31日10:00からスタートする。

内藤裕敬のコメント

日曜日の日比谷。ひとけの無い路地で中山美穂さんに御挨拶した。目がスゴかった。街灯りが薄暗いのもあったろうが、黒猫にニラまれた気がした。いろいろ観察してやろうと思ったのに、こっちがしっかり見抜かれた気がする。舞台の上に立った時、観客は目で殺されるに違いない。
聖人君の印象は「不機嫌な少年」、これは昔から俺の中では変わらない。もう10年以上前からかな、演出だけではなく一本一緒に作りましょう、と度々話していた。今回はその少年が不機嫌では居られなくなるようにするのがヨロシイなと。
橋本君は、「鍛えがい有り」だ。まだちゃんと話した事はないけれど、稽古の中でいくらでも変化できる事が彼の年頃の武器だ。稽古場でじっくり向き合いたい。
勝村君とは若い頃に同じミュージカルに出た時、稽古の後に2人で深酒をして、翌日共に遅刻をしたのに怒られたのは俺だけだった。彼は「にこやかな不良」だ。久しぶりに一緒に芝居を作る。どうなるのか、楽しみだ。

イベント情報

『魔術』

作・演出:内藤裕敬
出演:
中山美穂
萩原聖人
橋本淳
勝村政信

東京公演
2016年3月27日(日)~4月10日(日)全17公演
会場:東京都 下北沢 本多劇場
料金:7,500円 U-25シート4,000円

兵庫公演
2016年4月15日(金)~4月17日(日)全4公演
会場:兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
料金:7,500円

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