マームとジプシーの舞台『夜、さよなら』『夜が明けないまま、朝』『Kと真夜中のほとりで』が、2月18日から埼玉・彩の国さいたま芸術劇場小ホールで上演される。
マームとジプシーの主宰を務める藤田貴大が過去に発表した作品である『夜、さよなら』『夜が明けないまま、朝』『Kと真夜中のほとりで』は、いずれも「夜」と「不在」をモチーフにした作品。『夜、さよなら』は藤田が20歳の時に率いていた劇団「荒縄ジャガー」の作品として2006年に初演された。マームとジプシーの作品である『夜が明けないまま、朝』『Kと真夜中のほとりで』は、それぞれ2009年と2011年に初演されている。今回の公演では3作品を再構築して同時上演する。また2月20日には終演後に藤田によるアフタートークの開催も決定した。
同公演は、藤田貴大が蜷川幸雄の半生を戯曲化した舞台『蜷の綿 -Nina's Cotton-』の公演延期に伴って上演されるもの。また関連企画として、同劇場内では藤田が『蜷の綿 -Nina's Cotton-』を戯曲として完成させるまでの時間を空間として展示する『nina's cotton zero』も行なわれる。チケットは現在販売中だ。
なお同公演の上演期間中には、彩の国さいたま芸術劇場大ホール内インサイド・シアターでさいたまネクスト・シアター×さいたまゴールド・シアターによる『リチャード二世』も上演される。