東松照明の個展『チューインガムとチョコレート』が、3月1日から東京・白金高輪のMISA SHIN GALLERYで開催される。
東松照明は、1950年代から米軍基地や長崎、沖縄などを捉えた社会的なテーマの作品を発表した写真家。2012年に82歳で逝去した。
同展では、1958年から1980年までの約20年間に東松が千歳、佐世保、沖縄といった米軍基地のある日本の都市を巡って撮影した『チューインガムとチョコレート』シリーズから、モノクロ写真17点を展示。駐留アメリカ兵に向けられる視線とアメリカ化していく日本の姿を写した同作には、戦後日本における「占領」の現実が捉えられている。