実写映画『一週間フレンズ。』のキャストが発表された。
2017年2月に全国公開される同作は、葉月抹茶による同名漫画が原作。月曜日になると友人たちの記憶を失くしてしまう女子高生・藤宮香織と、彼女を想い続ける同級生・長谷祐樹が織りなす青春を描いた作品だ。原作漫画は2012年から2015年まで『月刊ガンガンJOKER』で連載され、2014年にはテレビアニメ化や舞台化もされている。
実写映画版では、香織役を川口春奈、祐樹役を山崎賢人が演じる。川口と山崎は今回が初共演となる。監督を務めるのは映画『赤い糸』『電車男』、ドラマ『1リットルの涙』などを手掛けてきた村上正典。撮影は2015年11月14日からスタートし、12月16日にクランクアップしたという。
川口春奈のコメント
香織という役は本当に難しくて過去のトラウマや病気と闘いながらも人の温かさにふれて不安の中、前向きに生きている女の子だと思いました。
だけど決して可哀想な子だとは思わず香織の成長物語だと思うので、気持ちの変化や表情や仕草細かいところまで丁寧に演じようと思い没頭しました。
山崎さんとは初めてお仕事させて頂きましたが、山崎さんの芝居が大好きで本当に長谷君にしか見えなくなって自分の感情を勝手にコントロールされてるかのようで不思議な時間でした。
わたしにとってすごく大切で大事な作品になりました。
幸せです。
是非たくさんのひとに観てほしいです。山崎賢人のコメント
監督、プロデューサーの方々とクランクインする前にお話させていただいた時に、走り回って、汗かきまくってくれと言われて。
全力で走り回って、汗をかいて、空気を読むということが良いとされてる世の中で、自分で空気を変えていく。真っ直ぐで、思いやりがあり、憎めない
そんなやつになれば良いなと思い演じさせてもらいました。
諦めずに、一生懸命になれば何かが変わる、思いは伝わる
そんな事を感じてもらいたいです。村上正典監督のコメント
みずみずしくも切ない恋を描くにあたり、川口さんと山崎さんのキラキラとした透明感は欠かせませんでした。
それぞれの役にひたむきに向き合う姿は香織と祐樹そのもので、思いやりと優しさあふれる世界観に仕上がりました。
友達を想い孤独を選んだ香織と、友達のために不器用ながらも全力で汗かく祐樹の姿からリアルな関係の温かさを改めて感じてもらえればと思います。葉月抹茶のコメント
私が映画化の話を聞いたのは最終話を迎えた後で、本当にびっくりしたのを覚えています。
映画に関しては素人なので、香織たちが実写映画になんて想像もつかなかったのですが、たくさんの人に支えられ、そして何よりもこの様なご機会をいただけたことを嬉しく思っています。
撮影現場を見学させていただき、お二人の香織と祐樹を見ることができた経験は今でも大事な思い出です。
どのような映画になるか私も楽しみにしております。原作を知ってくださっている方、そして未読の方にも観てよかったと思っていただけることを願っております。