特集上映『追悼ジャック・リヴェット「ジャンヌ・ダルク」完全版一挙上映』が、3月5日に東京・池袋の新文芸坐で開催される。
1949年から映画製作を始め、ヌーヴェルヴァーグ運動の中心的な役割を果たしたジャック・リヴェット。1989年には『彼女たちの舞台』で『第39回ベルリン国際映画祭』国際映画批評家連盟賞、1991年には『美しき諍い女』で『第44回カンヌ国際映画祭』審査員グランプリを受賞したほか、80歳を超えてからも意欲的に活動していたが、今年1月29日に87歳で逝去した。
『追悼ジャック・リヴェット「ジャンヌ・ダルク」完全版一挙上映』では、ジャンヌ・ダルクの生涯を映画化した1994年公開の2部作『ジャンヌ・ダルク/I 戦闘』『ジャンヌ・ダルク/II 牢獄』の2作品を35ミリフィルムで上映する。また、上映前には映画批評家の大寺眞輔による講義が行なわれる。