毛利悠子の個展『Pleated Image』が、4月9日から東京・恵比寿のwaitingroomで開催される。
昨年の『日産アートアワード』でグランプリを受賞した毛利。日用品やがらくた、機械部品などで再構成された立体物を展示環境にあわせて設置し、重力や光、温度といった目に見えない力を感じ取るインスタレーション作品を制作している。
同展では、オブジェと画像を通して立体と平面の関係性に取り組んだ作品を発表。蝶のおもちゃやコインなど、これまでに毛利作品で使用したオブジェを複数のスキャナー上に設置し、独自の装置によって作動するオブジェの動きをスキャンして生成された画像データを、半永久的に保存し続けるインスタレーションだ。同作は、3月27日まで愛知・名古屋のMinatomachi POTLUCK BUILDINGで開催中の『The BEGINNINGS(or Open-Ended)』第2期で展示されている、スキャナーとスキャンされた画像を軸にした新作インスタレーションをブラッシュアップした作品となる。