深田晃司監督の新作映画『淵に立つ』が、今秋に東京・有楽町スバル座ほか全国で公開される。
『ほとりの朔子』『さようなら』などの作品を発表している深田晃司。新作となる『淵に立つ』は、下町で金属加工業を営む夫婦のもとに突然男が現れ、奇妙な共同生活が始まったことから、夫婦がそれぞれに抱える秘密が明らかになっていく様を描く。
夫婦のもとに現れる男を演じるのは浅野忠信。夫婦役を古舘寛治、筒井真理子が演じるほか、太賀、三浦貴大もキャストに名を連ねている。スタッフには河瀬直美監督作『あん』の製作陣が集結し、日仏合作作品として制作された。なお公開の発表とあわせて、同作が5月11日から開催される『第69回カンヌ国際映画祭』の「ある視点」部門に出品されることも明らかにされた。
深田晃司監督のコメント
選出の知らせに驚いています。『淵に立つ』は10年近く温めていた企画で、それが無事完成しただけでも幸運なのに、こうして最高の形で世界に届けられることを嬉しく思います。素晴らしいキャストとスタッフの総力に押し上げられた結果です。感謝しかありません。