音楽朗読劇『冷蔵庫のうえの人生』が、6月8日から東京・赤坂の草月ホール、6月25日から兵庫・兵庫県立芸術文化センターの阪急中ホールで上演される。
同公演は、イギリス出身の詩人で小説家のアリス・カイパースの同名小説をもとにした音楽朗読劇。がんに侵されているかもしれないと告白した母親と16歳の娘が、冷蔵庫に貼り付けたメモを通して会話をしていく様が描かれる。
1人で娘を育てる母親役を演じるのは、元宝塚歌劇団宙組トップスターの大空祐飛。母親を困らせる行動をとりながらも回復を願う娘役は大野いとが演じる。音楽は兄弟ピアノデュオのレ・フレールとジャズピアニスト・林正樹が日替わりで生演奏するほか、宝塚歌劇の演出や振付などを手掛ける謝珠栄が演出を担当する。チケットは現在販売中だ。
大空は同公演について「全ての女性は誰かの娘であり、その誰かとは世界でたった一人の母親です。この作品は全ての『娘』に母を想いながら観てほしいような作品です」とコメント。大野は出演にあたり、「音楽朗読劇は、ほとんどは耳だけで物語を伝えなければならない。観て下さる方々に、想像がどんどん膨らんでもらえるよう精一杯頑張ります」と意気込みを語っている。なお公演期間中には出演者によるアフタートークが開催される。詳細についてはオフィシャルサイトをチェックしよう。