『クシシュトフ・キェシロフスキ没後20年記念 特別上映』が、7月9日から東京・渋谷のBunkamuraル・シネマで開催される。
ポーランド出身のクシシュトフ・キェシロフスキは、1970年代から本格的に映画監督としてのキャリアをスタートさせ、1979年に『アマチュア』で『第11回モスクワ国際映画祭』金賞を受賞。1990年代にはジュリエット・ビノシュ、ジュリー・デルピー、イレーヌ・ジャコブがそれぞれ出演した「トリコロール3部作」を発表した。ダンテの『神曲』をモチーフにした3部作の制作に取り組んでいた1996年に心臓発作のため54歳で逝去した。
キェシロフスキの没後20年を記念した今回の特集上映では、トリコロール3部作に加え、『第41回カンヌ国際映画祭』で審査員賞と国際映画批評家連盟賞を受賞した『殺人に関する短いフィルム』、『第44回カンヌ国際映画祭』で映画批評家連盟賞を受賞したほか、主演のイレーヌ・ジャコブが女優賞を受賞した『ふたりのベロニカ』など全10作品を35ミリフィルムで上映。会期中にはゲストによるトークイベントも予定されている。詳細はBunkamuraル・シネマのオフィシャルサイトをチェックしよう。