オノ・ヨーコの個展『硝子の角』が、本日5月14日から東京・北参道の小山登美夫ギャラリーで開催されている。
1933年生まれのオノ・ヨーコは、1953年に家族とニューヨークに移住し、ニューヨークの前衛芸術の中心的な存在として活動。その後も約60年間にわたってアート、パフォーマンス、音楽など多彩な分野で表現活動を行なってきた。昨年5月からはニューヨーク近代美術館で個展『Yoko Ono: One Woman Show, 1960-1971』、11月からは東京都現代美術館で『オノ・ヨーコ 私の窓から』展を開催した。
『硝子の角』は、オノにとって5年ぶり2回目となる小山登美夫ギャラリーでの個展。鍵、ハンマー、シャベルをモチーフに2014年から2016年の間に制作されたガラスのエディション作品と、2003年にフランス・パリ市立近代美術館での個展にあわせて刊行された書籍『Spare Room』からのテキストを、障子を用いたインスタレーションで構成する。
なお5月18日から東京・渋谷ヒカリエの8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryでは、オノの個展『見えない花』が開催。会場では、オノが19歳の頃に制作したドローイング集『見えない花』を、ショーン・オノ・レノンの全面的な監修のもとで、忠実に再現したデジタルアートプリント作品が展示される。