映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』のデジタルリマスター版が、8月20日から東京・新宿シネマカリテほか全国で順次公開される。
1986年に旧ソ連で製作された同作は、思いがけず「空間移動装置」のボタンを押してしまい、キン・ザ・ザ星雲の惑星ブリュクにワープしてしまった男2人が、「クー」としか言わない異星人たちに騙されながらも、地球に帰ろうと奮闘する姿を描いたSF映画。ソ連で公開当時1570万人を動員したほか、ドイツではプリント盗難事件が発生するなど、カルト的な人気を誇る作品だ。監督は『AFONYA』のゲオルキー・ダネリヤ、音楽はギア・カンチェリが手掛けている。
日本では1989年に公開され、2001年にリバイバル上映。デジタルリマスター版では、より鮮明になった映像を楽しめるという。今回の劇場公開のための予告編も公開中だ。