河瀬直美監督の特集上映が、6月25日からアメリカ・ニューヨーク近代美術館で開催される。
1997年公開の映画『萌の朱雀』で『カンヌ国際映画祭』カメラドールを史上最年少となる27歳で受賞した河瀬。2007年に公開された同映画祭『殯の森』グランプリに輝いたほか、今年は短編映像部門および学生作品のコンペティション部門であるシネフォンダンシオン部門で審査員長を務めた。
今回の特集はアメリカの映画イベント『ロバート・フラハティ・フィルム・セミナー』の一環で開催。上映作品には、『萌の朱雀』『殯の森』、樹木希林主演の『あん』、村上虹郎主演の『2つ目の窓』といった劇映画や、『かたつもり』『垂乳女』『風の記憶』『塵』などのドキュメンタリー作品も含む30作品以上がラインナップしている。また会期中の6月26日には、河瀬が自身の映画制作について語る講義が行なわれる。
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