『From Life―写真に生命を吹き込んだ女性 ジュリア・マーガレット・キャメロン展』が、7月2日から東京・丸の内の三菱一号館美術館で開催される。
ジュリア・マーガレット・キャメロンは、1815年にインド・カルカッタで生まれたイギリス人の写真家。イギリスの上層中流階級で社交生活を謳歌した彼女は、48歳の時に独学で写真術を身につけ、ソフトフォーカス、クローズアップ、ネガに傷をつけるといった手法を駆使した写真作品を制作した。
日本では初の回顧展となる同展は、キャメロンの生誕200年を記念してイギリスのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館が企画した国際巡回展。ヴィンテージプリントをはじめ、約150点の写真作品や書簡などの関連資料が展示される予定だ。