会田誠の個展『はかないことを夢もうではないか、そうして、事物のうつくしい愚かしさについて思いめぐらそうではないか。』が、7月6日から東京・市ヶ谷のミヅマアートギャラリーで開催される。
絵画のみならず、写真、映像、立体、パフォーマンス、インスタレーション、小説、漫画など様々な領域で活動する会田誠。50歳という節目を迎えた会田は同展で、自身が一度も試みたことのない、全く新しい方法、形式、素材で絵画における「純粋な美」を目指すという。
同展に際して会田は「なんなら今までの僕のファンが総取っ替えになっても構わない」とコメント。展示内容については、「こんな絵画展らしい絵画展をやるのは、これが人生で最初で最後だろう」「ゲルハルト・リヒター、ジェフ・クーンズ、ダミアン・ハーストといった国際的アーティストと、自分との関係を深く考えた末の結論だ」と語っている。
展示作品は30点以上になる予定。7月6日にはオープニングレセプションが開催される。なお同展のタイトルは、岡倉天心の『茶の本』から採られている。