『日伊国交樹立150周年特別展 アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち』展が、7月13日から東京・六本木の国立新美術館、10月22日から大阪・中之島の国立国際美術館で開催される。
1817年にイタリア・ヴェネチアに開館したアカデミア美術館。14世紀から18世紀にかけてのヴェネチア絵画を中心に約2千点のコレクションを所蔵している。
日伊国交樹立150周年を記念する同展は、ルネサンス期のヴェネチア絵画にフォーカス。ジョヴァンニ・ベッリーニ、ヴィットーレ・カルパッチョ、ティツィアーノ・ヴェチェッリオ、ヤコポ・ティントレット、パオロ・ヴェロネーゼ、ヤコポ・バッサーノらの作品を含む、15世紀から17世紀初頭の絵画が約60点展示される。さらにティツィアーノによる祭壇画の大作『受胎告知』も出展。
なお東京会場では、7月13日にアカデミア美術館館長のパオラ・マリーニを招いて講演会『ヴェネツィアのルネサンス―アカデミア美術館の至宝』を開催。また、7月24日には陣内秀信による講演会『ヴェネツィア―水上の迷宮都市』、8月27日には越川倫明による講演会『ティツィアーノ―晩年様式の驚異』が行なわれる。