映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』が2017年初夏に全国で公開される。
同作は、被害者に近しい者に殺人の瞬間を見せつける、背後から縄で首を絞める、目撃者を殺さずに犯行をメディアで証言させる、という3つのルールのもとで行なわれた1995年の連続殺人事件を巡る物語。未解決で時効を迎えた同事件から22年後のある日、犯人を名乗る男が事件の内容を綴った手記『私が殺人犯です』を発表する、というあらすじだ。原作は2012年に韓国で公開されたチョン・ビョンギル監督の映画『殺人の告白』。
告白本を出版する妖艶な男・曾根崎雅人役を演じるのは藤原竜也。1995年の事件発生直後から犯人を追い続けてきた刑事の牧村航役を伊藤英明が演じる。メガホンを取るのは『SR サイタマノラッパー』『ジョーカー・ゲーム』などの入江悠。撮影は7月12日にクランクインし、9月上旬のクランクアップを予定している。
藤原竜也のコメント
入江監督とは以前テレビドラマでご一緒させていただき、才能のある同世代の監督と出会えたことは、自分にとって大変良い経験でした。今回、また監督とご一緒できること、こうした大作感のある映画に参加できることは、大変意味深いことですし、僕も集中して全編通して入りこまなければいけない作品だと痛感しております。伊藤さんとは、共演が初めてですのでとても楽しみです。対峙し合う真逆のキャラクターを演じますので、刺激を受けながら俳優として良い関係性を築きたいと思っております。
伊藤英明のコメント
この度初めて入江監督の作品に携わる興奮と喜びを感じつつ、アクション等細かい所にもこだわり、一つ一つのシーンに力と情熱をそそいで演じたい。また、時効を迎えてしまったという刑事の無念さを表現していきたいと思います。今回初めて共演する藤原竜也さんをはじめ素晴らしいスタッフと共に良い作品作りをしていきたいと思っています。
入江悠監督のコメント
この映画の企画を実現するのに、約2年半をかけ脚本は37稿の改訂を重ねました。映画の精度と質を徹底的に高めるためにディテールを叩いては壊し、また積み上げていく作業にそれだけかかりました。
主演は日本を代表する俳優のお二人、藤原竜也さんと伊藤英明さん。お二人がこの映画の中で生きるキャラクターをどう演じてくださるか、今からとても楽しみです。キャスト、スタッフの皆さんと熱い夏の撮影を精一杯駆け抜けたいと思っています。緊張感みなぎる新しいサスペンス映画の誕生にご期待ください。