『没後110年 カリエール展』が、9月10日から東京・新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催される。
19世紀フランス象徴主義を代表する画家の一人とされ、「母性の画家」とも呼ばれるウジェーヌ・カリエール。ドイツとの国境に近いストラスブールに育ち、後にアンリ・マティスらが学んだ美術学校「アカデミー・カリエール」を創設するなど、伝統的なサロンを超えて活動を行なった。咽頭がんのため、1906年にパリで没した。
没後110年に開催される同展では、カリエールの代表的な主題である母子像をはじめ、室内画、著名人の肖像など、初期から晩年に至るまでの88点を紹介。会期中はギャラリートークなども開催する。詳細は東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館のオフィシャルサイトで確認しよう。