ささきいさおのアルバム『MOMENT ~今の向こうの今を~』が9月28日にリリースされる。
数々のアニメソングを歌唱してきた、ささきいさお。デビュー55周年を記念した同作は、ささきの楽曲を手掛けてきた作家たちに注目する全20曲で構成される。
収録曲には宮川泰と阿久悠がタッグを組んだ“宇宙戦艦ヤマト”“真赤なスカーフ”、平尾昌晃作曲の“銀河鉄道999”、石ノ森章太郎作詞の“進め!ゴレンジャー”、梶原一騎作詞の“よみがえれ飛雄馬”、すぎやまこういちが作編曲を手掛けた“われらガッチャマン”などが並ぶ。また畑亜貴が作詞を担当した新曲“愛と呼びたい花がある”や、ボーナストラック3曲もあわせて収録する。
ささきいさおのコメント
初めて買ったレコードがエルビス・プレスリーだった
憧れだけで歌手になるなんて、太平洋に手漕ぎボートで乗り出すようなものだ。
格別音楽が好きというわけでもないから、僕の歌には骨格がなかった。
アニメソングを唄うようになってから、レコーディングの依頼が多くなった。
当時は譜面だけを渡されるので、家で下手なピアノを弾きながら、手探りで歌い方を研究したものだ。単純な伴奏で歌ってみると、作家の思いが徐々に伝わってきて、それがだんだん形になってくる
スタジオに入り、色々とアドバイスを受けながら一つの楽曲として完成させるのだが、その度に音楽に対する感性を身に着けてきたような気がする。
僕の歌の骨格…それは才能豊かな作詞家や作曲家との出逢いによって育まれたものなのだ。
このアルバムにはそんな想い出の楽曲をちりばめるとともに、出逢いの意味をMomentという言葉に込めた。