AV女優たちを描く紗倉まなの小説『最低。』を瀬々敬久監督が映画化

紗倉まなの小説『最低。』が映画化され、今年の秋に東京・角川シネマ新宿ほかで公開されることがわかった。

昨年に小説家デビューを果たしたAV女優の紗倉まな。デビュー作『最低。』はAVが女性たちの人生を大きく左右していく姿を描いた作品だ。映画版では、映画『64-ロクヨン-前編』で『日本アカデミー賞』優秀監督賞を受賞した瀬々敬久がメガホンを取る。キャストは後日発表される。

紗倉は映画化について、「私なりに描いたテーマを今度は映像を通して観ることができるだなんて、本当に嬉しく光栄に思います」とコメント。瀬々監督は「ピンク映画で監督となってから30年近く、こういう小説と出会えたことを幸福に思います」と同作への想いを明かしている。

瀬々敬久監督のコメント

AV女優さんの闇はよく分かりません。ただ紗倉まなさんの原作が、そこに光を当てたものではなく、家族や夫、友人、そういう普通の関係の中で必死に生きようとするAV女優たちが描かれていたのに惹かれました。性愛を巡る女性映画、目指したものはそれです。ピンク映画で監督となってから30年近く、こういう小説と出会えたことを幸福に思います。

紗倉まなのコメント

ごくふつうの女の子たちが立ち寄ったAVという特殊な世界で、どう悩んでどう生きていくのか。私なりに描いたテーマを今度は映像を通して観ることができるだなんて、本当に嬉しく光栄に思います。ぜひ、年代を問わず、多くの女性に観ていただきたいです。

作品情報

『最低。』

2017年秋に角川シネマ新宿ほかで公開 監督:瀬々敬久 原作:紗倉まな『最低。』(KADOKAWA/メディアファクトリー)
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