小泉明郎展『帝国は今日も歌う』 日常に潜む文化の暴力映す新作を発表

小泉明郎の展覧会『帝国は今日も歌う』が、5月3日から東京・原宿のVACANTで開催される。

小泉明郎は国内外で映像を学び、日本社会の国家主義をテーマにした作品を多く制作しているアーティスト。天皇にまつわるシリーズ『空気』に含まれる作品が、2016年に東京・清澄白河の東京都現代美術館で開催された展覧会『MOTアニュアル2016 キセイノセイキ』への出展が叶わず、無人島プロダクションで改めて展示されたことでも話題になった。

『帝国は今日も歌う』では、オランダでの個展で発表された新作インスタレーション『夢の儀礼─帝国は今日も歌う─』を日本初公開。同作は東京で撮影された映像インスタレーションとなり、幼少期に見た奇妙な夢を出発点に、日常に潜む文化の暴力を描いた内容になるという。

会期中にはトークイベントも開催。5月4日には小泉と政治学者の原武史、文芸批評家の藤田直哉、5日には小泉と会田誠が登壇する。

※記事掲載時、一部表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

イベント情報

小泉明郎展
『帝国は今日も歌う』

2017年5月3日(水・祝)~5月11日(木) 会場:東京都 原宿 VACANT 時間:12:00~20:00 料金:500円
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