毎週更新のCINRAプレイリスト「Songs We Dance To」。2022年5月30日週更新のプレイリストのなかでも編集部員が特におすすめしたい楽曲を紹介します。
今週のおすすめ①:Mura Masa”blessing me (with Pa Salieu & Skillibeng)”
Mura Masa“blessing me”を聴く(Apple Musicで聴く / Spotifyで聴く)
Mura Masaが今年9月にリリース予定の3rdアルバム『demon time』からの先行シングル第二弾。Lil Uzi Vert、PinkPantheress、Shygirlをフィーチャーしたフロアバンガー”bbycakes”に続く今回の”blessing me”には、UKの最注目ラッパーPa Salieuと”Crocodile Teeth”などのヒットで知られるジャマイカのアーティストSkillibengが参加。バウンシーなリズムと硬質なリフレインが特徴的なダンスホールチューンとなっている。ニューアルバムの内容にも期待が高まる。
今週のおすすめ②:Lil’ Leise But Gold ”Summertime Blue”
Lil’ Leise But Gold“Summertime Blue”を聴く(Apple Musicで聴く / Spotifyで聴く)
シンガーのLIl’ Leise But Goldが新たにリリースしたサマーチューン。プロデュースは公私に渡るパートナーであるKMが手がけている。前作”Remind You”はリキッドファンクの要素を取り入れた疾走感のある楽曲となっていたが、今回の”Summertime Blue”はミッドテンポのエレクトロポップと、KMの引き出しの幅広さが存分に発揮されている。爽やかながらも哀愁を帯びた、初夏にぴったりな一曲。
今週のおすすめ③:東京塩麹“Me”
東京塩麹“Me”を聴く(Apple Musicはこちら)
東京塩麹による2年半ぶりの新曲。東京藝術大学音楽環境創造科卒の首謀者・額田大志は、いまや自ら主宰する演劇カンパニー「ヌトミック」での活躍が目覚ましいが、この新曲も相当な出来だ。歪んだシンセベース、タムとリムショットではじまり、ギターやトロンボーン、パーカッションが徐々に折り重なりながら、反復に次ぐ反復、ブレイク、次第にフレーズは解体され、また反復。その快楽的な反復を織り成す音の一つひとつは妙にエレガントで、たとえばスネアの音色、使い方ひとつとってもダンスミュージックのそれとは異なり、面白い。過去にはスティーヴ・ライヒから「素晴らしい生バンド」と評された東京塩麹の面目躍如たる一曲。
今週のおすすめ④:MUNA“Home By Now”
MUNA“Home By Now”を聴く(Apple Musicで聴く / Spotifyで聴く)
今月末にフィービー・ブリジャーズのレーベル「Saddest Factory」からニューアルバムのリリースを控えるMUNA。ブリジャーズとコラボしたクィアラブアンセム“Silk Chiffon”も記憶に新しいロサンゼルスの3人組から届いた新曲は、メンバーいわく「残酷な歌詞とエモなブリッジを持つダンスソング」。ディスコなビートとシンセサウンドに乗せて、<私たちが同じ方向を向いていたら / いま頃2人で家に着いていたかな>という歌詞が響く。終わった恋の痛みを歌うサッドバンガー。
このほかにも、今週はスーパーオーガニズム、ピーナッツくん、AAAMYYY、坂東祐大、カニエ・ウェスト、rei brown、TYOSiN、aespaなどの新曲30曲を追加。CINRA編集部がいま聴いている曲をセレクトするプレイリスト「Songs We Dance To」は、Apple Musicで毎週水曜に更新中。
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