Netflixオリジナルの韓国ドラマ『イカゲーム』が、『第74回エミー賞』のドラマシリーズ部門で6冠に輝いた。
2021年にシーズン1が配信された『イカゲーム』。非英語の作品として初めて『エミー賞』ドラマシリーズ部門の作品賞にノミネートしたことで注目を集めていた。惜しくも作品賞の受賞はならなかったが、イ・ジョンジェがドラマシリーズ部門の主演男優賞をアジア人として初めて受賞したほか、ファン・ドンヒョク監督が監督賞に輝いた。監督賞を非英語のドラマが獲得するのは初めて。先日発表されていたゲスト女優賞、スタント賞、視覚効果賞、美術賞に続き、6つの賞での受賞となった。
主演男優賞に輝いたイ・ジョンジェは授賞式で、「ありがとうございます。神様に感謝を伝えたい。Netflixもありがとう。そして、私を活かしてくれるこういったシリーズを作ってもらえて、本当に嬉しく思っています! イカゲームの皆さん、ありがとう!」と喜びのコメント。
ファン・ドンヒョク監督は、「本作が非英語ドラマでエミー賞を受賞する最後の作品でないことを願います。また、この賞が、私がいただく最後のエミー賞でないことを願います」とユーモアを交えて語った。
『イカゲーム』シーズン1は、困窮した人生を送る大人たちが巨額の賞金獲得を目指し、命がけで子供の遊びに挑むサバイバルスリラー。昨年9月から配信され、4週間で1億4200万世帯が視聴し、世界94か国で「今日の総合TOP1」を獲得した。シーズン2の制作も決定しており、製作発表時にドンヒョク監督は「まったく新たなゲーム、そして最高の物語が皆さまをお待ちしています」とコメントした。
なお『エミー賞』ドラマシリーズ部門の作品賞に輝いたのはU-NEXTで配信されているHBO製作の『メディア王~華麗なる一族~』。コメディ・シリーズ部門の作品賞はApple TV+で配信中の『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』が受賞した。1シーズンで完結する作品が対象となるリミテッドシリーズ部門はU-NEXTで配信中のHBOオリジナルシリーズ『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』が作品賞に選ばれた。
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