メイン画像:© Mario Sorrenti c/o Art Partner Bourse de Commerce - Pinault Collection, Paris, 2022 © Tadao Ando Architect & Associates, Niney et Marca Architectes, agence Pierre-Antoine Gatier
佐藤健のアートブック『Beyond』が刊行。本日11月14日12:00からCo-LaVo Official Shopで受注がスタートした。
パリを舞台にマリオ・ソレンティとコラボ
同書は、ニューヨークを拠点とするフォトグラファーのマリオ・ソレンティと、パリを舞台にコラボした初のアートブック。通常の写真集とは異なるアートブックとして、「ただ写真を撮ってもらうのではなく、ネットやインスタなどで一時的に消費されてしまうものとは全く違う写真を第一線で生み出し続けているマリオ・ソレンティとのコラボレーションとして、今後に残るアートとしての作品をこの機会に全力で生み出したい」との思いで挑んだという。撮影は今年9月に2日間で実施。
安藤忠雄が手掛けた現代美術館「ブルス・ドゥ・コメルス」で撮影
コラボ相手に海外のフォトグラファーを迎えた理由は、佐藤健が安藤忠雄との対談で「この先、人口が増えて環境が侵食され、異常気象による巨大災害が頻発するなど困難な時代がきたとき、国境を超えた人々の心がひとつになれるように、“地球で共に生きている”という意識を、分野を超えたテーマとして、俳優という職業を通じて世界へ発信していってほしい」という言葉を託されたことがひとつのきっかけになったという。パリで撮影したのも、安藤忠雄の長年の挑戦が成就した現代美術館「ブルス・ドゥ・コメルス」の空間とのコラボを、佐藤健が望んだことにあるとのこと。デザインは台北を拠点とするアートディレクターのアーロン・ニエが担当。
第1次受付期間は12月13日まで。抽選で20人に佐藤健が直筆で購入者の名前とサインを入れた商品が届けられる。商品は5月末から順次発送予定。第2次受付期間は12月20日12:00から2023年1月31日まで。商品は6月末から順次発送予定。
【佐藤健のコメント】
初日にマリオから一発目のシチュエーションでの写真を見せてもらった段階で、“この人にすべてを任せたい”と思えました。そこには今まで撮ってもらってきたどんな表現とも違うオーラのようなものが感じられて、本気でぶつかっていきたいなと。結果、僕としては悔いが残らないほど出し切ったつもりだし、マリオの人間力とカメラの前ではどんどん内面や自分をさらけ出していきたくなる感覚もあって、実際にこれまでにはない自分が引き出された写真を残してもらったと感謝しています。そういう意味で今回の『Beyond』は、過去の自分の写真集とは別のもので初めてアートとしての写真に挑んだ作品集であり、同時にマリオの作品集でもある。これまでの写真集や自分の作品はあまり目につく場所には置いていないんですが、今回のアートブックは家のリビングに置いておきたいものになる気がしています
【マリオ・ソレンティのコメント】
Takeruはとても親しみやすい人です。そして彼はあるすごい資質を持っていて、その瞬間瞬間、(実際よりも)若く見えるのかそれとも年上に見えるのかわからなくなるのです。変幻自在、というか。一人の人間の中でこの2つの強い個性が同居している様子を見るのは、とても面白かったですね。彼はとても直感的で、かつとても繊細で、『多くの詩人やアーティストにとってのヒーローで、彼らにインスピレーションを与えたアルチュール・ランボー風のキャラクターを、Takeruに演じてもらえたら』という私の中のファンタジーや、私たちがこの写真で叶えたいと思っていたことを非常によく理解していたと感じました。そしてそれらのイメージを作り上げていくためにとてもオープンで、寛大に撮影に臨んでくれました
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