メタ・サピエンス

「幸せに働く」は可能? テクノロジーによる仕事と幸福の関係を「しあわせ研究」と豊田啓介が考える

デジタルテクノロジーの活用により、私たちの仕事や働き方は大きく変化しつつある。効率性や生産性の向上が着目されがちだが、今後デジタルとリアルの融合が加速すれば、人々の仕事のあり方や働く価値観もさらに変わっていくかもしれない。だが、その変化は人それぞれの「幸せ」にもつながっていくのだろうか。

まさにこれからの社会で生きる人々の幸せを考えるために生まれたのが、トヨタ・コニック・アルファが取り組む「しあわせ研究」というプロジェクトだ。独自の指標をつくりながら現代における幸せをどのように定義できるのか、議論を重ねているという。

仕事や働き方はもちろんのこと、組織マネジメントやオフィスのあり方まで変わっていくなかで、人々の幸せのかたちは今後どう変化しうるのか。

デジタルとリアルの境界線が溶けていく世界に生きる新人類を「メタ・サピエンス」と名づけ、その生活や行動などを考察する本特集。今回は、「しあわせ研究」を推進するトヨタ・コニック・アルファの渡邉弘毅と、「コモングラウンド」の概念を提唱しリアルとデジタルを越境しながら都市と建築の未来を考える豊田啓介(東京大学 生産技術研究所の特任教授 / 建築家)が、これからの「幸せ」を問う。

幸せは8つのパターンに分けられる? 理想の働き方を見つけるヒント

―デジタルとリアルが融合しつつある現代において、仕事や働き方と「幸せ」はどんな関係にあると思われますか?

豊田:デジタルが浸透する以前まで、建築設計の領域では、ひたすら修行して苦しむほうがいいものをつくれると考えられていました。ただ、インターネットによってさまざまな情報へアクセスできるようになり、個々人の選択肢も多様化してきたように思います。

渡邉:昔は、「プライベートの幸せのためなら仕事の条件が良ければ多少つらくてもいい」という人も多かったと思いますが、最近は仕事にも幸せを求める人が増えている印象ですね。仕事とプライベートの境目がなくなってきているといえるのかもしれません。

―幸せの価値観そのものも変化しているものなんでしょうか。

豊田:変わってきているでしょうね。一昔前は、幸せを掴むためになにかを我慢したり、会社が決めた幸せのかたちに自分を合わせたりするケースも多かったと思います。いまは仕事や働き方の選択肢が増えたことで、自分なりの幸せを組み合わせとして追求しやすくなったのではないでしょうか。

渡邉:そうですよね。だからこそ、自分がいちばん幸せになれる瞬間を知っていれば、理想の働き方を見つけやすくなるかもしれないと思っていて。私たちが取り組んでいる「しあわせ研究」では、多くの方にお答えいただいたアンケートを踏まえて、幸せを8つの要素に分解してみたんです。

それらをすべて満たさないと幸せになれないわけではなく、「ひとりじゃない幸せ」「ありのままの自分でいられる幸せ」など、自分にとっていちばんの幸せを考えることが、仕事や働き方の選択にも役立つのかなと思います。

―そもそも渡邉さんが推進する「しあわせ研究」とは、どういう研究をされているのか、あらためて教えていただけますか?

渡邉:私が所属するトヨタ・コニック・アルファが母体のプロジェクトで、働く人々にとっての「仕事と幸せ」の関係性について分析をしたり、組織のマネジメントに活かすための研究を進めたりしています。

設立のきっかけは、2020年に親会社であるトヨタ自動車がフィロソフィーを一新し、「わたしたちは、幸せを量産する。」という新たなミッションを策定したこと。

ひとくちに「幸せを量産する」といっても、多様な定義がありうる幸せを「量産」できるものなのか、そもそも幸せとはなんなのかを理解しなければならないので、そうした研究を推進しています。

豊田:「幸せ」という概念については、さまざまな先行研究もありそうですね。

渡邉:設立にあたっては幸福度が高いとされる北欧をはじめ、いろんな国の研究をリサーチし、日本のウェルビーイングに関する研究なども調べました。

ですが、かなり観念的なものに偏っている場合も多く、研究の内容を仕事や働き方へ活かそうとするとかなりギャップが生まれてしまう気がして。「しあわせ研究」では、もう少し日々の暮らしや働き方につながる幸せを研究したいと考えています。

人々の幸せにつながる都市づくりと働き方。スマート化によって広がる選択肢

―豊田さんの研究領域である建築や都市のあり方も、デジタルテクノロジーの発展によって大きく変わりつつありますが、いまの日本の都市において、さまざまな人々が幸せに暮らせるような社会基盤を築けているでしょうか?

豊田:情報化社会のなかで仕事や働き方の選択肢は広がったものの、都市の観点でいうと、現代人の多様な幸せを満たせるような社会基盤が完全に築けているとはまだまだ言えないでしょう。

特に日本の都市開発や社会基盤の構築においては、昭和の成功体験が強く残っているため、フィジカルを重視した昔の考え方や生産体制がまだ支配的です。

デジタル化が進む現代の都市においては、人間の行動の選択肢をもっと増やしたり流動化を促進させたりすべきなのに、いまのやり方のままではソフトもハードもなかなか変化していきません。

―そうした変化を促進するうえで、豊田さんはどんなテクノロジーに期待されているのでしょうか。

豊田:このメタ・サピエンス特集の他記事(参考記事:ロボットや車が自律的に動く社会は、人の行動をどう変える?豊田啓介が描く「コモングラウンド」)でも詳しく語っていますが、街や建物などの現実空間と同じ環境をデジタル上に再現し、それぞれの情報がロボットや人、車などが共通に認識できるようになる基盤「コモングラウンド」の実現をぼくは目指しています。

デジタルとリアルの溶けた世界に生きる未来人「メタ・サピエンス」が現代よりも働きやすく、快適な生活を送れて、幸せを感じられる機会が増える社会にしていくためには、都市や建築といった環境側をスマートにする必要がある。それを可能にするのが「コモングラウンド」です。

コモングラウンドの解説動画 ©︎gluon

豊田:これまでの人間は、自分を中心に「行為主体」と「判断主体」と「受益主体」がすべて一致する前提で幸せを考えていたと思いますが、コモングラウンドの実装によって都市がスマートになれば、たとえば「判断主体」や「行為主体」のどちらかを環境側が行なってくれるようになります。

わかりやすい例を挙げるとしたら、ロボットが「ドアを自分で開ける」という特殊な動作を、ロボット自身は理解していなくても、環境側がそのドアに即した動きを教えてくれるようなイメージです。

このように、まだまだ単独ではスマートな行動が難しいロボットやアバターなどを環境がアシストすることで、ロボットやアバターを通してこれまでできなかったいろいろなことができるようになります。そんな都市づくりによって、社会全体の選択肢の広がりや、人間側の幸せの総量の増加にもつながっていくと考えているんです。

人それぞれの「幸せ」の可能性を広げる、「ちょうどいい」テクノロジーとは

―たしかにその3つが分離していくと、人の行動や人と環境のつながりも有機的に変化していきそうですね。他方で渡邉さんはどんなテクノロジーに注目されていますか?

渡邉:特定のテクノロジーではないのですが、『コンヴィヴィアル・テクノロジー 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ』という書籍を読んで、感銘を受けたんですよね。

この本は思想家であり文明批評家のイヴァン・イリイチが提唱した「コンヴィヴィアリティ(自立共生)」という概念から人間とテクノロジーの関係性を問いなおしていて、「ちょうどいいテクノロジー」という言葉が使われているんです。

その言葉を見て以来、テクノロジーとのつき合い方や向き合い方を考えるうえで「ちょうどいい」という概念が有効だと感じています。

―「ちょうどいい」テクノロジーとは、どういうことでしょうか?

渡邉:テクノロジーは、組織の目的を達成するために組織側が決めたルールのうえで人を従わせて使うものではなく、人の可能性を広げるためにあるべきだと思うんです。そういう意味で、本当はもっといろんな「ちょうどいいテクノロジー」の可能性があるはずだと思うんです。

これまで日本の社会では、旧態依然とした組織構造や風土を前提とした効率化を進めていましたし、それが少しでも実現すると「より良い社会になった」とか「人々の働き方がラクになった」と感じますよね。

でも、それぞれ個人が求めている「自分らしい生き方」とか「幸せ」に紐づいているのかというと、そうとは限らない気がして。社会にとって便利なテクノロジーももちろん大事だけど、自分が本来思い描く「生き方」や「幸せ」にもつながるのが理想ですよね。

だからこそ、社会や組織が正解としているテクノロジーの使い方に限定するのではなく、可能性を狭めずにあらゆる「ちょうどいい」テクノロジーの使い方を模索していくことで、新たに見えてくるものがある気がします。

豊田:なるほど。ぼくが自分の設計事務所の社名に「NOIZ(ノイズ)」という言葉を選んだのも、その考えに通じるものがあるかもしれません。

たとえば音楽の歴史を振り返ると、ジャズやヒップホップってそれまでのスタンダードから外れているがゆえに最初は「ノイズ」とされていたわけです。でもジャズが本当に騒音だったわけではなく、ぼくらがジャズを評価する社会をつくれていなかっただけですよね。

同じように、未知の可能性って自分が気づいていないだけで、身の回りにもたくさん溢れているはずなんですよね。身の回りの「ノイズ」のなかから新しい価値を見つけたいという思いで社名にしたんですが、これまでの評価基準の外側を想定することで、未知の可能性が見えてくると思っています。

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「幸か、不幸か」は期待値にも左右される。テクノロジーに求めるべきことは?

―現代ではリモートワークによって働きやすさが向上しうる一方で、他者との直接的な関わりが減ると、人によっては働くモチベーションや幸福感が下がる側面もあるように思います。メタ・サピエンスの仕事や働き方においても、デジタルテクノロジーによる効率化や最適化はいまよりもっと発展していくはずですが、人の幸せにつながるケースもあれば、ある種の不幸につながる可能性もあると思いますか?

豊田:そもそも幸せのあり方は自分で決めるものなので個々で違って当然ですし、「幸せか、不幸か」って当事者が抱く期待値にも左右されると思うんですよね。それでいうと、物理世界が持つ情報とデジタル技術の組み合わせのなかで、そのマッチングがうまくいっていれば幸せに感じるだろうし、期待値との齟齬があれば不幸に感じるのかなと。

そういう意味では、モノや物理世界が持つ膨大な情報量に対して、デジタル上に抽出できる情報量はほんの一部ということをまずは理解したうえで、自分なりに使いこなすことが大事な気がします。

渡邉:たしかに。デジタルがすべての問題を抽出し、解決してくれるわけではないですからね。

豊田:ええ。たとえば、その辺に転がっている石ころ一個からだって、すべての要素や情報をデジタルで抽出するなんて絶対できないんですよ。でも、そこから抽出できるわずかな情報を活かして、ほかの情報や要素を組み合わせれば、経済的な価値が生まれるかもしれない。

そうやってデジタルとリアル、それぞれの特徴を適材適所で活かしていくという意識が社会に浸透すれば、一人ひとりにとっての「幸せ」につながる可能性も多様になるはず。

なんでもデジタル化すれば便利になると期待しちゃう人もいるとは思いますが、デジタルでできることは非常に限られています。そこにがっかりするのではなく、自分の指標や目的に対してデジタル技術になにを求めているのかをきちんと意識できれば、幸せの選択肢もより広がるのではないでしょうか。

渡邉:それでいうと私たち世代よりも、デジタルでできることやできるかもしれないことを肌感覚でわかっているデジタルネイティブ世代の意見のほうが、これからの時代の社会や企業にとっては重要ですよね。

先ほどの豊田さんのお話にもあったように、日本では上の世代がフィジカルの時代に培ってきた価値観ややり方をデジタル上で維持したり、強化するためにテクノロジーが使われてしまうことも少なくない。

でも、いまは「土」の時代から「風」の時代へ移り変わっていくといわれるように、社会の流れが大きく変わろうとしています。だからこそ、これまでの価値観ややり方を踏襲する前提ではなく、会社のミッションや事業のビジョンに立ち返ったうえで最適にデジタルを駆使するためにも、若い世代の意見や価値観が重要になるのではないでしょうか。

豊田:そのとおりだと思います。日本の経済が好転していくためにも、特に大企業で若者にチャレンジの機会をもっと与えてほしいですよね。まずは経営層よりもひとつ下の世代が自主的に判断を下し、責任をとれるような機会がつくれるといいのですが、海外の先進国に比べるとなかなかそんな機会も少ないのが現実でしょう。

日本の場合は高度経済成長期に、中途半端に大きな国内の同世代のなかで「正解」のフォーマットができてしまったため、いまだにそれが残ってしまっているように思います。

渡邉:たしかに。日本の大企業では、経営層と現場の間にいるミドルマネジメントの層が機能しにくい文化や構造になっている場合も多く、そうした雰囲気と流れに中間層や若手が諦めてしまう瞬間もたくさんあると思います。

まずはこの層にチャンスの機会を与えて、自分の武器を磨いてもらうことが、やがて会社の武器にもなっていくかもしれませんね。

ただ、一般的にリモートワークのような習慣や選択肢が浸透したことで、自ら考えてアクションを起こす機会が増えて、若い人々の自主性や可能性も以前よりは広がりやすい環境になってきている気もしています。

焚き火が良い組織づくりに役立つ? リアルだからこそ生まれる価値

―リモートワークが急速に浸透したり、あらゆる場所にコワーキングスペースが増えたり、人々の働き方に合わせて都市の構造も変わってきた印象があります。メタ・サピエンスの時代では、都市の姿もまったく別のものに変わっていると思われますか?

豊田:もちろん多少は変わるものもあるでしょう。ただ、都市の物理的な部分は意外と大きな変化が起きないのかなと思います。たとえば「未来都市」というと、いまだに多くの人は1980年代のSFのように空飛ぶ車が飛び交う都市を想起するかもしれません。

ですが、Uberがタクシーのあり方を根幹から変えてしまったにもかかわらず、車の外観はまったく変わる必要がなかったように、実際にはモノとしての形よりも、情報としてのつながり方が大きく変わっていくわけです。そうした根本的な変化を考えるうえでは、大きく「どんな社会を目指したいか」というビジョンを描いて、そこに向けて最適な社会基盤や都市をつくっていくことが重要だと感じます。

渡邉:そうですよね。「都市」を「働く場」に置き換えたときに、企業や組織づくりにおいても同じことが言えると思います。少し話しが変わるかもしれませんが、最近焚き火にハマっていて。北軽井沢に「TAKIVIVA」という宿泊型ミーティング施設があり、チームのメンバーで重要な議論や判断をしたいときにそこへ行くようにしています。

オフィスにいるとつい上司の顔色をうかがったり、会社の売上や予算を軸に置いたりした判断になりがちですが、火にあたりながらチームで話し合っていると五感が開放されるような感覚があって、純粋に良い組織や事業にしていくための正しい判断ができる気がするんです。

渡邉:そういう場所やシチュエーションだからこそ生まれる良いアイデアって昔からあるでしょうし、リアルだからこその価値だと感じていて。

それで、いま「しあわせ研究」でも、なぜオフィスで仕事するよりカフェやTAKIVIVAのような居心地の良い環境のほうが正しい判断をしやすいのかという研究も進めているんです。

より良く働ける環境や体験を概念化・抽象化しながら、それを構造化して、本来あるべき仕事上の「人と人の向き合い方」や「仕事の取り組み方」なども含めて、マネージメントに役立つような場づくりもしていきたいと考えています。

豊田:いいですね。ぼくらNOIZも昨年、大和ハウス工業さんとバンダイナムコ研究所さんとご一緒したプロジェクトで、リアルとデジタルを融合させた家づくりの実証実験をしたことがあって。

古い日本家屋を使って、XR技術やデジタルによるエンターテイメント性をいかに日常生活に組み込めるかというテーマで実験したのですが、実際に古い民家の中で、パチパチと音を立てながら煙を上げる囲炉裏の映像を立体音響で再生していると、めちゃくちゃリラックスできたんですよね。

たとえ扱っている情報はフェイクでも、ぼくらが実世界で持っている共有体験をトリガーにすると、デジタル上でもものすごく豊かな体験が体験者の中に合成されてしまうわけです。デジタルをデジタルに閉じないことで表現の可能性も広がっていくだろうし、渡邉さんが模索しているように企業の働く環境づくりなどにも、人々の共有体験の感覚は役立つだろうなと感じます。

『ドラゴンボール』の元気玉が理想。個々の幸せにつながる、未来の働き方

―デジタルとリアル、どちらにもまだ見ぬ可能性がありそうですね。リアルとデジタルが融合した時代を生きるメタ・サピエンスの人々にとって、働くことやそこで感じる幸せもさらに変化していくと思いますか?

豊田:自身の身体の概念が曖昧になることで、働き方や職場という境界も曖昧になっていくのではないでしょうか。V. S.ラマチャンドランという脳科学者は『脳のなかの幽霊』という本で、幻視や身体感覚が拡張される現象を論じているのですが、デジタル技術が発展するとこうした拡張がもっと普通に生活の一部に組み込まれていくような気がしています。

たとえばZoomやSNS、あるいはメタバース内のオフィスなども自分の身体の概念を緩く、薄くして拡張するようなものと言えますよね。自分の身体や所属、能力も0か100ではなく、5%だけとか20%だけをあらゆるコミュニティーに送るとか、境界が曖昧になっていくことで企業や組織のおける集団的な自己のあり方も変わっていくはずです。

そういう『ドラゴンボール』の元気玉みたいなシステムを社会に落とし込めたら、地球規模の課題も解決できる可能性が高まるかもしれませんし、集団的な自己のなかで感じる幸せのかたちも変わっていくのかなと感じます。

渡邉:『ドラゴンボール』の元気玉みたいなやり方は、たしかに理想的ですね。デジタルテクノロジーによって、自分が大事にしたいコミュニティーや自分を必要としてくれるコミュニティーに、自己を分けていけるといいなというか。

多くの仕事は人と人の関わり合いであり、思いやりのもとで成り立つものですからね。それが満たされることでたくさんの人々の幸せにもつながっていくというのは、メタ・サピエンスの時代になっても変わらないのではないでしょうか。

いまの時代は、まだまだ会社や組織の成長のためにテクノロジーを活用しようとするケースが多いですが、リアルとデジタルが溶けたメタ・サピエンス時代においては、一人ひとりの幸せのかたちに社会や企業が向き合う社会になっていたらいいなと思います。

プロフィール
渡邉弘毅 (わたなべ ひろき)

トヨタ・コニック・アルファ株式会社 ちょうどいい部 部長。2008年に株式会社電通へ入社。2016年から5年間、トヨタ自動車にて常駐生活。常駐型で大胆かつぬるりと仕事を進めることに働く幸せを感じているうちにトヨタ愛が頂点に達し、2021年にトヨタ・コニック・アルファ設立の夢をかたちにしてそのまま出向へ。「しあわせ研究」プロジェクトを推進中。

プロフィール
豊田啓介 (とよだ けいすけ)

東京大学 生産技術研究所 特任教授、建築家(NOIZ、Gluon)。1972年生まれ。安藤忠雄建築研究所、SHoP Architects(ニューヨーク)を経て、2007年より建築デザイン事務所NOIZを設立。2017年、領域横断型プラットフォーム gluon設立。2017年、『2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)』誘致会場計画アドバイザー。2022年、一般社団法人Metaverse Japan 設立理事。



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