渋谷の街に最先端のテクノロジーと最前線のアートが交差するスペースがあることは、まだあまり知られていないのではないか。2022年10月、公園通りにできたシビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT](以下、CCBT)がそれだ。
CCBTはアートとテクノロジーを原動力として、東京からイノベーションを生み出していくための活動拠点。「シビック・クリエイティブ」という名称の通り、アーティストやクリエイターのみならず、市民が創造性を社会に発揮するきっかけとなることを目指す。それゆえ作品展示ができるスタジオだけでなく、創作活動に打ち込むこともできるテックラボや、ワークショップやレクチャーを開催できるオープンスペースも備え、さまざまな用途に対応しているという。
そんなCCBTのコアプログラムに位置づけられているのが、公募を含む複数のクリエイターたちによる作品制作、展示、ワークショップなどを展開する「アート・インキュベーション・プログラム」。このプログラムでは、制作資金や制作スペース、機材、テクニカルサポート、メンターをはじめとする専門家からのアドバイスを受けながら、参加クリエイターたちが企画を具現化している。
今回CINRAでは、2022年の参加クリエイター5組のなかからTomo Kihara + Playfool、浅見和彦+ゴッドスコーピオン+吉田山、SIDE COREの作品に注目。展示の様子をレポートするとともに、作家たちの声をお届けする。刻一刻と変化を続ける現在の東京で、これらの作品はどのようなビジョンを私たちに見せてくれるのだろうか?
メイン画像:写真 ただ(ゆかい)
テクノロジーとアートが融合する、渋谷の新たな「ベース」
渋谷駅から歩いて公園通りの坂道を登っていく。PARCOを横目にオルガン坂とぶつかる交差点を渡って少し行くと、赤レンガ色の渋谷東武ホテルが見えてきた。その階段を降りた地下2階に位置するのがCCBTだ。まだオープンして半年あまりの新しい施設である。
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]のコンセプトムービー
会場は大勢の人でにぎわっていた。ちょうど2022年度に採択されたアーティスト・フェローの活動報告会が開かれていたからだ。中心に大きく割かれたオープンスペースに観客が集まり、アート・インキュベーション・プログラムの参加クリエイターであるアーティスト・フェローたちがプレゼンテーションを実施。その成果について作品制作に伴走してきた6名のメンターがコメントを添え、活発な議論が交わされている。フラットで風通しのいい雰囲気だ。
作品はオープンスペースの壁面に加え、その左右にあるスタジオに展示されているが、展覧会はこの会場内だけにとどまらない。渋谷の街なかにXR(クロスリアリティ。ARやVRの総称)を用いて大規模に展開されているそうだ。その意味で、あくまでこの会場は本展の「基地=ベース」ということになる。まずは順を追って、会場に展示されている作品から体験していこう。
AIと人間が勝負!「模倣からの逸脱」を遊びながら体験する
スタジオAで展示されていたのは、Tomo Kihara + Playfoolによる『Deviation Game ver 1.0』だ。本展ではタイトル通り観客参加型のゲームが設置されている。対戦相手は、なんとAI。人間には認識できてAIには認識できない絵を描くゲームだという。
さっそく居合わせた数人で挑戦してみる。筆者の手元のタブレットに「夏」というお題が出た。この言葉から連想される絵をiPadに描いていく。お題は伏せられたまま、絵を描く過程が前方の画面に映し出され、他の参加者がAIと競いながらお題を当てるという遊びだ。画面には「がいねん」とヒントが示されている。筆者は典型的な日本の夏の田園風景を描いてみた。田んぼ、山並み、入道雲、そしてカンカン照りの太陽。そこでデジタル上のインク切れ。回答タイム、参加者の一人が見事に「夏」と正解してくれた。以心伝心が成功すると嬉しい! 一方、AIの回答は「地球温暖化」。確かにそう見えなくもない。
「思索のための玩具」をテーマに、社会に新しい視点をもたらすゲームや実験的ソフトウェアの開発をしている木原 共は、「たいていAIが勝つんですけどね」と笑う。「使用しているAIの学習データは西洋圏のものがほとんど。だから入道雲のような日本的な記号に反応できなかったのかもしれません。場にいる人がお互いの文脈を共有しているほど当てやすい」。
ダニエルコッペンと丸山紗季によるユニット・Playfoolは「日本の漫画で使われる『怒りマーク』なんかも認識しないんですよ」と重ねる。なるほど、ローカルだったりハイコンテクストだったりすると、まだ人間がAIに付け入る余地があるのかもしれない。しかしこれは、本当に遊びながらAIによる世界の認識を体感できる面白いゲームだ。
そもそもこの作品のタイトル「Deviation」とは「逸脱」を意味する。ステートメントとして掲げられているのは「模倣から逸脱へ」。彼らは「ゲームを通して人間とAIに共進化を促すようなプロジェクト」だと語る。
木原:2023年になってから、AIがかなりの精度で文章や画像などの人間の創作物を模倣できるようになっています。そこでぼくたちは、AIを使って何かを生成するのではなく、とある表現が過去に存在したかをAIで判定したうえで、そこから人間が自覚的に離れていくことによって新しい表現を生み出せるのではないかと考えました。
よく参照しているのが、19世紀に写真機が初めて登場したときの人々の反応。当時の画家は「自分たちの仕事がなくなるんじゃないか」と悲観していたそうです。でも、写真機の普及によって、対象を写実的に描く従来の手法から多くの画家が逸脱し、対象を主観的に描く印象派が主流になっていきました。そういう美術史の流れと同じようなことがAI以後の創作でも起きる可能性があるのかもしれません。
AIを用いて過去の想像力を徹底的に「模倣(イミテーション)」することで、むしろ人間はそれらから「逸脱(デヴィエーション)」して新たな創造性を探求できる───そうしたコンセプトはジャガード織りで作られた作品にも表れている。これは描かれた絵をt-SNEと呼ばれる統計学的手法でマッピングしたもの。AIの潜在空間内で類似とみなされる絵同士は近く、相違が大きいと認識されるほど遠く配置される。例えば電話のモチーフでは、固定電話、受話器、スマートフォンと、3つの島ができているのが興味深い。AIにとっては既知の潜在空間から逃れるには、こうして可視化されたステレオタイプを逸脱する電話を描かねばならないということだ。
ちなみに、これらの絵は彼らのゲームやワークショップに参加した人たちによって描かれている。計10回程度、のべ100人ほどが参加したというが、こうした市民参加の機会が充実しているのは「シビック・クリエイティブ」を掲げるCCBTならではだろう。
Playfool:ワークショップでのフィードバックを受けながら、ゲームのルールをアップデートすることができました。例えば、最初はゲームのお題がなかったんですよ。あと小学2年生の子に「鯨」という漢字が読めないと怒られて、ひらがなに戻したり(笑)。年配の方はスマホのタイピングができなくて、ハッとさせられたりしましたね。
また制作面でも、メンターさんが親身に相談に乗ってくれたことで、展示の構成などを詰めることができました。さらに、CCBTのスタッフさんたちや他のフェローのアーティストたちともたくさん意見交換をして、共創的につくり上げた展示だと思います。
4月9日までロンドンでも展示された『Deviation Game』。遊びを通して開拓されるAIと人間の創発的な可能性に、これからも注目したい。
渋谷の街をXR技術で上書きする。大規模な都市型展示プログラム
次に紹介するのは浅見和彦+ゴッドスコーピオン+吉田山による『AUGMENTED SITUATION D』。CCBTにインフォメーションセンターを兼ねたフィジカル展示があり、さらに渋谷の街なかにXR技術を駆使したバーチャル作品が点在するという、大規模な都市型展覧会だ。バーチャル展示は9か所におよび、ビジュアルアーティストに加えて建築家やデザイナー、音楽家など国内外の作家が総勢50名ほど関わった。
今回編成されたプロジェクトチームは、メディアアーティストのゴッドスコーピオン、キュレーターの吉田山、そしてXRの企画プロデュースを行なう浅見和彦という座組。とはいえ三者がそれぞれの業務を分担するというより、各々の領域を浸透させながら外部のスタッフも交えて協働し、ワーク・イン・プログレスで全体像を探っていったそうだ。
まずは会場に設置されたゴッドスコーピオンのVR作品『無始無終』を体験する。ウロボロス(自らの尾を飲み込む蛇で、古代では「死と再生」「不老不死」などの象徴とされた)の形状を模した鑑賞スペースに座り、ヘッドセットを装着してVR世界に没入。映像はリビングルームや蛇に呑まれた腹のなかなどいくつかのシークエンスからなるが、特に感銘を受けたのは能の演目『卒塔婆小町』を現代的に再解釈したシーンだ。そこでは「僧侶」と「道具」と「蛇」による三者間での禅問答が繰り広げられる。
ゴッドスコーピオン:この作品は渋谷の猿楽町で6世紀につくられた古墳「猿楽塚」を作品世界の依り代としています。今回の展示のために渋谷の街歩きをしたところ、ぼくが住んでいたシェアハウス「渋家」のすぐ近くにその古墳がありました。調べてみると、かつて源頼朝がその地で「猿楽」(能の原型)を開催して道具を埋めたという伝説があったり、渋谷の長者が宴を催して楽しんだことから「我が苦を去る」という意味で「去我苦」が地名の由来になっているという説があったり。また、もともとその周辺は弥生時代から墓域エリアだったそう。そうした身近な土地の歴史的な変遷に面白さを感じ、VR空間に落とし込みました。
能には世阿弥が大成した「夢幻能」という分類があるが、「夢」や「幻」を表現できるという意味で、一見かけ離れているかに見える能とVRとの親和性は高いのかもしれない。また、本作は現在位置から猿楽塚を指し示すように蛇が這っていくAR作品『常世隠世』もセットで展開。このように展覧会はCCBTから渋谷の都市空間へと拡張されていた。
実際に宇田川町まで足を運び、VR / AR空間の作成プラットフォーム「STYLY」を起動してスマホをセンター街にかざすと、空からバラバラと活字が降ってきた。建築チームsuzuko yamada architectsによるAR作品『centergai』だ。ある期間にセンター街で録音された道行く人々の言葉が抽出され、デジタル上で再構築されている。また、スクランブル交差点では子どもたちの描いた絵が空に浮かび上がっていた。
浅見:市民参加という点で言えば、コーラスグループ「こだまたち」とコラボレーションして東京都の小学生たちとワークショップを行ないました。合唱曲“翼をください”を一緒に歌って、その音源をもとにアニメーションを制作し、そのキャラクターをスクランブル交差点の空に浮かべたんです。それがAR作品『コーラスクロール』ですね。ワークショップの際、こちらが出したアイデアをすぐに実現まで持っていってくれたCCBTのサポート体制には驚かされました。
そんな市民とのコミュニケーションも踏まえて発表された今回のARプロジェクト。吉田山は「ほとんどの参加作家がAR作品を制作するのは初めて。そこから話し合いを重ねて完成まで何とかこぎつけました」と笑うが、それらの作品が現在の渋谷で展開される意味をどう考えているのだろうか。
吉田山:ぼく自身、2018年から2021年までアートスペースを運営していました。それが渋谷区だったのでかなり渋谷区は観察していましたが、ここ数年、語弊を恐れずに言えば、渋谷はどんどんつまらない街になっていってしまってるんじゃないかと。だからこそXRというメタバース空間に魅力を感じました。XRはいまここにある都市空間を上書きすることができるからです。もちろん今回はちゃんと許可を取っているわけですが、本来、XRはグラフィティアートのように軽やかに都市に作品を設置することができて、街なかに新しいレイヤーを増やすことができる。それこそメタバースの面白さだと思いますね。
そもそも渋谷は幾度ものスクラップ・アンド・ビルドを経て発展してきた都市だ。そしていまふたたび変わりゆく街並みに対して、デジタルテクノロジーを用いたアートで上書きしていくこと。そのカウンター精神が今後の渋谷にさらなる活力をもたらすであろうことは想像に難くない。
都市の隙間からいざなわれる、「仮想的な地下世界」への入口
最後に見ていくのがSIDE COREの作品だ。SIDE COREはストリートカルチャーの視点から公共空間を舞台に数多くのプロジェクトを実践してきたアートグループ。メンバーは高須咲恵、松下徹、西広太志の3名で、今回は映像ディレクターとして播本和宜も参加している。
CCBTのスタジオBを使った『under city desk』は、本プロジェクトのために収集された資料や写真、機材、映像などが展示された一種の制作拠点。あくまで本丸は会場外にあるということで、CCBTから池尻大橋の方面へ歩いていくと、国道246沿いの陸橋下に突如として巨大なスクリーンの設置された空間が現れた。ここが展示場所となっている「目黒観測井横 空地」である。何の変哲もない都市の隙間が野外展示場へと様変わりしていた。
半地下といった趣きの空地へ踏み入ると、そこに展示されていたのは2つの映像作品だ。大きなモニターには暗闇に包まれた地下空間をスケーターたちが滑走する映像が、そして小型モニターには3Dの地下都市が映し出されている。映像を眺めていると、モニター上方の一般道路を車が通り過ぎていく。ここはさながら日常の裂け目に覗く地上と地下の境界のような場所だ。SIDE COREの松下徹は「渋谷近辺で展示スペースを探していくなかで目黒観測井を見つけた」と語る。
松下:調べてみると、「観測井」というのは主に地盤沈下の状況を観測するための施設だということがわかりました。実際に井戸もあります。つまり、地下を見るための場所なんです。その意味で新作のテーマにばっちりハマると思ったし、何より大事なのはここが誰でも見たり入ったりできること。ストリートカルチャーとか公共空間でやる表現って、日常的に見られたり、意外な人が目撃したりするから面白いんですよ。
そうして発見されたこの場所で展示されているのが『rode work ver. under city』だ。『rode work』は震災復興や都市開発など、風景の変革をスケートボードの視点で切り取ることをテーマにした映像作品シリーズ。2017年には石巻、2022年には東京をロケーションに制作されてきたが、今回「under city」=「地下都市」へとその舞台を移した。
巨大な地下調整池や使われていない浄水施設、地下鉄の廃駅など、いくつもの現場で撮影された。また小型モニターに映るのは、それらを3Dスキャンしてデジタルコラージュしたもの。この世界観は、神秘学者たちのあいだでアジアのどこかに存在すると信じられていた伝説の地下都市「アガルタ」にインスピレーションを受けている。現実にある土地ではなく一種の「仮想的な地下世界」を描出したのは、本作が都の運営するCCBTの企画であるところが大きいという。
播本和宜は「これまでSIDE COREの作品はゲリラ撮影が多かったけど、今回は東京都が関わることで地上でのスケートボードの撮影許可が一切おりなかったんです」と笑う。その一方で、松下が「ただ、経験上それは予想していたこと。今回はちゃんと許可を取ったうえで面白いものがつくれることを示したかった」と言うように、CCBTが各機関と協議を重ねることで、通常は一般公開されていない地下施設の撮影が実現したのも事実だろう。
映像には3人のスケーターが出演しているが、そのうちの一人は日本を代表するスケーターであり、ビデオプロダクション「FESN」も主宰する森田貴宏。SIDE COREとは石巻での2017年の『Reborn-Art Festival』からコラボレーションを重ねてきた。森田も積極的に加わったという映像の演出について、播本が解説する。
播本:森田さんは技術的に上手いのはもちろん、滑るときのシルエットや緩急の付け方に「魅せる上手さ」があります。若くして実力のあるスケーター櫻井壱世とLeon Kaetsuとともに、森田さんが照明器具を背負って地下空間を滑ることで生まれる、光と影のゆらめきがポイントです。スケーターの身体が「目」となって空間を可視化していく、光の彫刻のようなイメージで映像を仕上げました。
そんなSIDE COREの面々に対して、渋谷も含めた東京の変化について訊ねてみた。今作において地下の架空世界、フィクショナルなアンダーグラウンドへと潜伏した彼らは、現在の地上の都市空間の変化をどう捉えているのだろうか? すると西広太志は「ぼくはその変化はあんまり感じないかな」とあっさり答えた。
西広:正直、簡単に「街がつまらなくなっている」って言っちゃいたくない気持ちがあります。それで終わっちゃうから。都市も人間がつくっている以上、変わっていけばその分だけ、うっかりミスとかズレみたいなものが出てくるはず。そういうものを探索する力があれば、これからも面白いものは見つかるんじゃないかな。
高須咲恵が、西広の発言を受けて言葉を重ねた。
高須:震災とかコロナとか、世界がガラッと変わったときだって、人は何かできるんだってみんな証明しようとしてきたよね。だとしたら私は、いまの街に対してだって何かできるはずだと思いたいな。
最後に「そう思わない?」と投げ返された問いかけは、これから私たち一人ひとりが受け止め、見つめていくべきことなのかもしれない。
CCBTがサポートするラディカルな表現
ここまでCCBT「アート・インキュベーション・プログラム」から3組のアーティストたちとその作品を追ってきた。印象的だったのは、各展示の質の高さ。どれも最先端のテクノロジーを使いながらも、それに使われていない。あくまで先端技術を媒介に、新しいものを生み出そうという作家たちの実験精神に溢れていた。
また、CCBTの充実したサポート体制にも目を見張った。東京都の機関でありながら、いわば尖ったクリエイティブにしっかりと理解を示している。CCBTがこれからも実験的でラディカルな表現をバックアップしていけば、そう遠くない未来、渋谷をはじめとする東京の街に、市民へ開かれた形で大きなリターンがもたらされるはずだ。
なお2022年度の「アート・インキュベーション・プログラム」には、今回紹介した3組のほか、犬飼博士とデベロップレイヤーたち、野老朝雄+平本知樹+井口皓太もアーティスト・フェローとして参加した。犬飼博士とデベロップレイヤーたちは、eスポーツプロデューサー/ゲーム監督/運楽家の犬飼博士を中心に、CCBTのオープニングイベントとして『未来の東京の運動会』を実施。また東京2020オリンピック競技大会の開会式のドローン演出を担当したメンバーからなる野老朝雄+平本知樹+井口皓太は、映像を生み出すインスタレーション作品を発表した。
CCBTでは「アート・インキュベーション・プログラム」のアーティスト・フェローを毎年募る予定だ。2023年度の詳細はCCBTによって後日発表される。
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]ダイジェストムービー2022
- プロフィール
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- Tomo Kihara(木原共)
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メディアアーティスト「思索のための玩具」をテーマに、社会に新しい問いをもたらすゲームや実験的ソフトウェアの開発を行う。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、オランダのデルフト工科大学院のインタラクションデザイン科を修了。その後、アムステルダムに拠点を置く研究機関Waag Futurelabに参加。近年の作品はアルス・エレクトロニカ STARTS PRIZE (リンツ、2021年)にノミネートされたり、Victoria & Albert Museum(ロンドン、22年)で展示された。
- Playfool
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ダニエルコッペンと丸山紗季によるユニット。あそびを介して、ひととテクノロジーとの関係性の在り方を探究している。過去作品はVictoria & Albert Museum(ロンドン、2022)、MAK – Museum of Applied Arts (ウィーン、19〜 )で展示されている。
- 浅見和彦
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プロデューサー。2018年に株式会社Psychic VR Lab、株式会社パルコ、株式会社ロフトワークの共同プロジェクト「NEWVIEW Project」の立ち上げや運営に携わり、21年にPsychic VR Labにプロデューサーとして入社。STYLYを活用したプロジェクトデザインからマネジメントまでプロデュース業務を幅広く担当している。主な実績として「NEWVIEW Project」 、「ULTRA TOUR by STYLY」、「渋谷空想水族館 powerd by XRscape」、「MONDO GROSSO XRDJ LIVE」などがある。
- ゴッドスコーピオン
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メディアアーティスト。「Psychic VR Lab」創設メンバー。魔術、XRテクノロジー、認知のフレームの変化をテーマに作品を制作。都市空間、生活空間への主な作品に、2014年度文化庁若手クリエイター育成事業採択『Stricker』、DJVR空間ジョッキー『Spatial Jockey』東京リチュアル、バンギ・アブドゥルとの共作でVRリチュアル作品『NOWHERE TEMPLE Beta』(2015年)。『ISLANDS』(小林健太・中里周子展示「ISLAND IS ISLANDS」、TOLOT / heuristic SHINONOME、東京、15年)。画家小田島等、漫画家ひらのりょうとの共作『YouとHere』(Higure Galler、東京、16年)、『chloma 2016-17 A/W Visual Art (VR)』がある。その他、篠田千明『zoo』 VRディレクター(KYOTO EXPERIMENT、16年)、VRカウンセリングサービス「HIKALY」ディレクター。
- 吉田山
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アート・アンプリファイア、近年の主なプロジェクトに、「インストールメンツ」(投函形式、住所不定、2020年)、「芸術競技」+「オープニングセレモニー」(FL田SH、東京、2020年)、「のけもの」(アーツ千代田3331、東京、2021年)、「The eyes of the wind/風の目たち」(トビリシ、ジョージア;obscura、東京、2022年)、「MALOU A-F」(Block House、東京、2022年)。
- SIDE CORE
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2012年より活動開始。メンバーは高須咲恵、松下徹、西広太志。映像ディレクターとして播本和宜が参加。ストリートカルチャーの視点から公共空間を舞台にしたプロジェクトを展開。思考の転換、隙間への介入、表現やアクションの拡張を目的に「都市空間における表現の拡張」をテーマに屋内・野外を問わず活動。 「六本木クロッシング2022展:往来オーライ」(2022年、森美術館、東京)、「水の波紋展2021 消えゆく風景から ー 新たなランドスケープ」(2021年、ワタリウム美術館、東京)など国内外の展覧会に精力的に参加。
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