特集上映『ジョン・カサヴェテス レトロスペクティヴ リプリーズ』が、6月24日から渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国で順次開催。ポスタービジュアルが到着した。
「インディペンデント映画の父」と称され、ジャン=リュック・ゴダール、マーティン・スコセッシ、ヴィム・ヴェンダース、ジム・ジャームッシュらから敬愛されたジョン・カサヴェテス監督。ハリウッドの商業主義に対抗し、パートナーであるジーナ・ローランズらと共に「自分の撮りたいものを撮る」という信念のもと自身の俳優活動で得た収入で映画を製作した。
上映権の再取得が叶ったことで実現した今回の特集では、1989年に59歳で逝去したカサヴェテスの監督作品11本から代表作6本を上映。マンハッタンで暮らす若者の姿をシナリオなしの即興演出で作り上げた監督デビュー作『アメリカの影』、中流アメリカ人夫婦の破綻した関係が崩壊へと至るまでの36時間を描いた『フェイシズ』、壊れかけた家庭を繋ぎとめようとする夫婦愛を描いた『こわれゆく女』、サスペンス『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』、ジーナ・ローランズが『ベルリン国際映画祭』主演女優賞を受賞した『オープニング・ナイト』、『ベルリン国際映画祭』金熊賞を受賞した『ラヴ・ストリームス』がラインナップしている。『ラヴ・ストリームス』は2Kレストア素材を今回のためにDCP化し、劇場初公開。
ポスタービジュアルには『ヴェネチア国際映画祭』最優秀監督賞を受賞した『フェイシズ』からジーナ・ローランズの写真を使用。撮影監督、プロデューサーとしてカサヴェテスと併走したアル・ルーバンが2022年に亡くなったことから追悼の意を込めて「in memory of Al Ruban」の文字が添えられている。
シアター・イメージフォーラムでは4月29日からオリジナルB3ポスター付前売券(3回券)を販売開始。
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