川村真司監督のストップモーション時代劇『HIDARI』パイロット版が劇場上映。細田守らのコメントも

メイン画像:©︎dwarf/Whatever Co./TECARAT

川村真司監督のストップモーション時代劇『HIDARI』パイロット版が4月21日から新宿バルト9とTジョイ梅田で1週間限定上映される。

同作では、実在したのか定かではない江戸時代の彫刻職人「左甚五郎」の物語を江戸の史実と絡めて再構築。左甚五郎の作品と同じ「木彫」による人形を使ったストップモーションアニメとなる。元々は劇場用長編映画や配信シリーズとして構想され、国内外からの出資を得るためにパイロット版を制作。YouTubeで公開されたパイロット版は4月10日19:00現在で177万回再生を記録している。

『HIDARI』の製作チームに名を連ねるストップモーションアニメーションスタジオの「ドワーフ」「TECARAT」の代表作『こまねこ はじめのいっぽ』『劇場版 ごん - GON, THE LITTLE FOX -』も同時上映。劇場限定の特典として『HIDARI』の主人公「左甚五郎」をあしらった特製ポストカードが先着配布される。

細田守、樋口真嗣、宇多丸のコメントも到着。4月22日には細田守、4月23日には樋口真嗣をゲストに招いたトークイベントが新宿バルト9で開催される。

またTOBICHI東京では4月13日から『HIDARIの続きが見たい!展』を開催。本物の人形や絵コンテなどの直筆の資料が展示されるほか、パイロットフィルムが上映される。

【細田守のコメント】
『HIDARI』拝見しました。素晴らしい!八代さんの造形、ドワーフさんのアニメーション、自由闊達で清々しい思いを抱きました!日本はご存知の通りアニメーション大国ですが、ストップモーションアニメーション映画へのチャレンジは、現在では皆無に等しいと思います。そこへ川村さんが果敢に挑戦するのですから、おそらく見たことのないテイストとリズムとセンスと仕掛けで、新しいストップモーションアニメーションの扉を開くことになるでしょう。今回この作品を、大画面で観られることが楽しみでしょうがありません!

【樋口真嗣のコメント】
左甚五郎が、犬丸が大画面で大暴れ!変態的ディティールを盛りまくったカラクリや傀儡たちの複雑な挙動は大画面でなきゃ観たことにならないぞ!長編完成まで待てないキミは劇場に集まれ!

【宇多丸(ライムスター)のコメント】
ストップモーション・アニメならではの質感表現を最大限に活かしたユニークな「木彫り」設定のディテール、誰もが驚愕したスーパーダイナミックな次世代的アクション&カメラワーク……すでに世界を震撼させている『HIDARI』パイロットフィルムですが、あらゆる意味で、アレをスクリーンで観るのはそりゃあ、極上体験に決まってる!比較的早いこの時点で「目撃」できたこと、間違いなく末代までの自慢となりましょうぞ!

HIDARI: The Stop-motion Samurai Film (@hidari_movie) / Twitter HOBONICHI の TOBICHI - ほぼ日刊イトイ新聞


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