新海誠『すずめの戸締まり』終映日決定。原菜乃華、松村北斗も登壇する舞台挨拶など実施

新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』の日本での終映日が5月27日に決定。5月12日から27日に特別上映『最後の戸締まり上映』が行なわれる。

同作は日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる「扉」を閉めていく旅をする少女・すずめの解放と成長を描いた冒険物語。原菜乃華が九州で暮らす17歳の女子高生・岩戸鈴芽役、松村北斗（SixTONES）が「災い」をもたらす扉を閉める「閉じ師」の青年・宗像草太役を演じた。

『最後の戸締まり上映』では入場者プレゼントとして映画公開後に発表された「おかえりなさいビジュアル」がデザインされた「感謝の戸締まりポストカード」を全国40万人限定で配布。裏面には新海監督からのメッセージが記載されている。各映画館で上映される本編は今後発表予定のBlu-ray、DVDのためにブラッシュアップされたものになるという。

さらに日本各地区で新海監督による舞台挨拶も実施。5月27日には原菜乃華、松村北斗も登壇する『最後の戸締まり舞台挨拶』がTOHOシネマズ日比谷で行なわれ、全国に同時生中継される。各詳細はオフィシャルサイトで確認しよう。

昨年11月11日に公開された『すずめの戸締まり』は、日本では、4月26日までの公開167日間で観客動員1095万人、興行収入145.2億円を突破。新海監督は『第73回ベルリン国際映画祭』への正式招待を皮切りに欧米、アジア諸国を中心に9か国13都市を訪れ、韓国では歴代日本映画の興行収入1位の記録を塗り替えた。

【新海誠監督のコメント】
終映にあたって

映画のここまでのロングランを支えてくださった観客の皆さまに、心より感謝いたします。おかげさまで『すずめの戸締まり』はとても遠くまで届いた作品となりました。この映画の制作中は、「震災から12年後」も「コロナ後の世界」も、それが確かに訪れるとは確信が持てない遠い未来でした。それでも日々の生活は逞しくもしつこくも続き、すずめも（我々も）今も光の中をなんとか生きています。得難い奇跡です。
私はこの2ヶ月ほどは海外でのプレミアを回っていましたが、終映にあたり日本の皆さまに今一度お礼を申しあげたく、国内でもいくつか舞台挨拶を行います。またお目にかかれることを、心待ちにしております。