メイン画像:『あしたの少女』©2023 TWINPLUS PARTNERS INC. & CRANKUP FILM ALL RIGHTS RESERVED.
映画『あしたの少女』が8月25日から公開される。
同作は『私の少女』で長編デビューしたチョン・ジュリ監督の8年ぶりの最新作。2022年に韓国映画として初めて『カンヌ国際映画祭』批評家週間の閉幕作品に選出され、『第23回東京フィルメックス』で審査員特別賞などを受賞した。
物語のモチーフは2017年に韓国で実際に起こった事件。刑事ユジンが高校生ソヒを自死へと追いやった会社の労働環境を調べ、いくつもの根深い問題をはらんだ真実に迫るというあらすじだ。2部構成となり、ソヒが実習生としてコールセンターで働く前半のパートは物語のベースになった実際の事件を再現。もうひとりの主人公・刑事ユジンが登場する後半はチョン監督の創作で、韓国の労働問題を追及してきたジャーナリストらに触発されユジンのキャラクターを構築したという。
ユジン役を演じるのは是枝裕和監督『ベイビー・ブローカー』などのペ・ドゥナ。『私の少女』でタッグを組んだチョン監督はペ・ドゥナの起用を想定して脚本を執筆したという。ソヒ役にキム・シウンがキャスティング。
今回の発表にあわせて公開されたポスタービジュアルには「あなたの見えない眼差しを私は見ている。」というコピーと共に、輪郭がはっきりしないユジンと、その奥でこちらを見つめるソヒの姿が写し出されている。
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