A24製作、ある新鋭監督の半生を描いた実話映画『インスペクション ここで生きる』が8月公開

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A24が贈る映画『インスペクション ここで生きる』が8月4日からTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国で公開。予告編、ポスタービジュアルが到着した。

エレガンス・ブラットン監督の長編デビュー作となる同作は、イラク戦争が長期化する2005年のアメリカを舞台に監督の実体験を描いた作品。ゲイであることで母親に捨てられ、生きるために海兵隊に志願した青年エリス・フレンチは軍という閉鎖社会で激しい差別を受け続けるが、孤立を恐れず、同時に決して他者を見限らないその信念が徐々に周囲の意識を変えていくというあらすじだ。

ブラットン監督は海兵隊に在職中だった20代でカメラを手にし、そこから映像記録担当としてキャリアをスタート。社会からも除外され、「透明だと思っていた」自分を癒すために映画を撮ろうと決意した監督は「この映画で主人公が感じる欲望、恐れ、そして最終的に抱く目標まで、すべて本物です」と語っている。 

フレンチ役を演じたのは、同作で『第80回ゴールデングローブ賞』映画・ドラマ部門主演男優賞にノミネートされたジェレミー・ポープ。音楽はAnimal Collectiveが担当する。

主題歌“THE HANDS”を使用した予告編では、ホームレスとして生きてきたフレンチが自身の出生証明書を貰おうと母親の家を訪れるシーンや、母親が「私が産んだ“息子”として戻らないなら、この証明書は無意味よ」と吐き捨てる場面、「お前は同性愛者か?」と問う教官に対してフレンチが「いいえ教官!」と答える様子が映し出されている。

ポスタービジュアルには「自分を諦めない―」というコピーと共にフレンチの姿が写し出されている。配給はハピネットファントム・スタジオ。

【エレガンス・ブラットン監督のコメント】
家族や仲間が味方でなかったとしても
私は決して、“自分”であることを諦めなかった。

『インスペクション ここで生きる』


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