クリストファー・ノーランの評伝『クリストファー・ノーラン 時間と映像の奇術師』が本日7月20日に刊行された。
同書は、ノーランの発言や動機を読み解き、作品ごとにインスピレーションの源泉や撮影法を解説するもの。スタンリー・キューブリック、スティーヴン・スピルバーグ、フリッツ・ラング、マイケル・マン、アルフレッド・ヒッチコックといった映画監督のみならず、作家のホルヘ・ルイス・ボルヘスやレイモンド・チャンドラー、画家のマウリッツ・エッシャー、建築家のルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエなど、ノーランを形成してきた人々にスポットライトを当てている。また、『スター・ウォーズ』『ブレードランナー』『パルプ・フィクション』『AKIRA』などノーランの監督作に影響を与えた作品も紹介。
長編デビュー作である『フォロウィング』から、『メメント』『インソムニア』「ダークナイト・トリロジー」『プレステージ』『インセプション』『ダンケルク』『インターステラー』『TENET テネット』、今夏北米で公開予定の最新作『Oppenheimer』まで、ノーランの多彩な作品群について図版を多数引用しながら論じられている。
著者はイアン・ネイサン、訳者は阿部清美。
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